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オニシバリ

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百科事典マイペディアの解説

オニシバリ

ジンチョウゲ科の落葉低木。福島県〜九州の山地にはえる。樹皮は強い。新葉は秋に伸びて翌年の夏落ちるので,ナツボウズともいう。葉は枝先に集まり互生し,柔らかく,長披針形で鋸歯(きょし)はない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オニシバリ
おにしばり / 鬼縛
[学]Daphne pseudo-mezereum A. Gray

ジンチョウゲ科の落葉低木。高さ1メートル。幹は直立性で茶灰色。樹皮の繊維はじょうぶで和紙の原料となり、名は強靭(きょうじん)な樹皮に由来する。夏に落葉するのでナツボウズの名もある。葉は互生し、倒披針(とうひしん)形で短い柄をもち、枝の先に集まってつく。質は軟らかい。早春に黄緑色で小形の花が枝の先に集まって開く。萼(がく)は筒状で4裂する。雌雄異株。雄花は雄しべ8本、雌花は雌しべ1本。果実は液果で楕円(だえん)形、赤色。初夏に熟す。中部地方以西の本州、四国、九州に分布する。変種のチョウセンナニワズは花が黒紫色で、石灰岩地帯に生え、本州中部地方および朝鮮に分布する。亜種のエゾナニワズ(別名ナニワズ)は葉先が円く、花は黄色で、本州中部地方北部から北海道、千島、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。同属のカラスシキミD. miyabeana Makinoは常緑低木。花は白色、若枝や花柄に微毛をつける。北海道および大山(だいせん)、隠岐(おき)諸島以北の日本海側に分布する。
 本属の植物は根に共生菌をもち、植え換えは菌根が破壊されるのでむずかしく、繁殖は挿木による。[古澤潔夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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