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オニノヤガラ

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百科事典マイペディアの解説

オニノヤガラ

ヌスビトノアシとも。北海道〜九州,東アジアの山林中にはえるラン科の腐生植物ナラタケと共生する。全体黄褐色〜赤褐色で葉緑体がない。根茎はジャガイモに似る。茎は1m内外で,まばらに鱗片がつく。
→関連項目ラン(蘭)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オニノヤガラ
おにのやがら / 鬼矢幹
[学]Gastrodia elata Bl.

ラン科の腐生植物。地下に長さ10センチメートルほどの楕円(だえん)形の塊茎があり、直立する1本の茎を出して高さ1メートルに達し、通常は赤褐色でまばらに5~6枚の鱗片葉(りんぺんよう)がある。頂生の花序に密に20~40花をつける。花は黄褐色、萼(がく)および花弁は癒着してゆがんだ壺(つぼ)状を呈する。林下から草原などに生え、北海道から九州までの日本各地および中国に分布する。植物体全体が緑青色のものをアオテンマとよぶ。漢方では根茎を鎮痛、強壮剤に用いる。名は、まっすぐな茎を鬼の使用する矢に見立てたものである。
 この属は世界に約25種あり、日本にはほかにナヨテンマ、ハルザキヤツシロラン、アキザキヤツシロランが分布する。[井上 健]

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