[生]1841.9.4.
[没]1910.5.7.
ドイツの旧約聖書学者。ライプチヒ大学私講師,同旧約聖書学助教授,バーゼル,テュービンゲン,ハレ各大学の旧約聖書学教授を歴任。基本的にはウェルハウゼンの立場に立つ。旧約聖書の翻訳およびゲゼニウスの『ヘブライ語文法』の改訂版を出版した。特に後者は,今日なお標準的文法書として評価されている。また,ドイツ・パレスチナ問題研究協会の創始者の一人でもある。主著"Grammatik des Bibl.-Aramäischen" (1884) ,"Die Apokryphen und Pseudepigraphen des AT" (2巻,1900) ,"Die Aramäismen im AT" (02) ,"Biblische Theologie des AT(postum)" (11) 。
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寝いす。ソファーよりも背もたれが低く、ひじ掛けが一方にしかないものもある。
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低い背もたれと肘掛けが片側にだけある休息用の長椅子。寝椅子。これに横たわってポテトチップスをかじりながらテレビやビデオを見て余暇を過ごすことを〈カウチポテト〉という。他人との交際を好まず,自分一人の世界を作って楽しむライフスタイルとして,1980年代の米国ではやった。
→関連項目椅子
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昼間の休息用寝いすの総称。デイ・ベッドday bedともいう。すでに古代ギリシアの市民家庭においては,食事や談合のときに用いられる四脚式の長い臥面の一端にひじ掛けまたは頭架用の設備と長枕,マットを備えたクリネーとよばれる寝いすがあった。ローマ時代にも食堂にブロンズ製のレクトゥスとよばれるカウチが用意され,横になった姿勢で食事をした。カウチは古代ギリシア・ローマ以後久しく絶えていたが,イギリスでは16世紀前半,ヘンリー8世の時代に,格式ばった大型ベッドの代りに,日中の休息のため低い背もたれが長いすの一端についたカウチがあらわれた。
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寝椅子(ねいす)。形状はソファに似ているがそれより小型で、接客ではなくプライベートな目的で用いられるものをいう。16世紀のイギリスでは日中の休息用としてベッドの代わりに使用された。
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ソファの一種。寄りかかって休息しやすいように、一方の肘(ひじ)掛けが傾斜して大形になっているもの。昼間に気楽に横たわるのに使う。寝台とソファとの中間的な役目をもつ。18世紀ごろからイタリアやフランスで使われ始めた。これと似たものにデイ・ベッドday bedがある。
[加藤 力]
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