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カカオ カカオ Theobroma cacao; cacao

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カカオ
カカオ
Theobroma cacao; cacao

アオギリ科の常緑小高木で,高さ約 10m。熱帯アメリカ原産であるが,現在は熱帯各地に栽培されている。花は幹や大枝に直接つく。直径約 1.5cm,萼は淡紅色で5裂し,花弁はクリーム色で5枚ある。

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百科事典マイペディアの解説

カカオ

中南米原産のアオギリ科の高木。種子をココアチョコレートの原料とする。古くからメキシコでは飲料,薬用とされ,16世紀にヨーロッパへ伝わった。現在,中南米アフリカ東南アジアで広く栽培される。
→関連項目嗜好作物セルバテオブロミンバレンシア(ベネズエラ)

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栄養・生化学辞典の解説

カカオ

 [Theobroma cacao].赤道に近い熱帯地方に生育するアオイ目アオギリ科カカオノキ属に属する植物で,果実からカカオ豆をとり,チョコレートココアの原料とする.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

カカオ【cacao】

アオギリ科の常緑樹。樹高4~10m。葉は長楕円形,全縁で先がとがり,長さ20~30cm。花は幹に直接多数つき,径1.5cm,萼は桃色,花弁は黄色,5弁からなり基部は帽子状に広がっている。おしべは10本で,うち5本は退化している。年間を通じて開花するが,結実するものは200~300花に1個である。果実は紡錘形で,長さ15~20cm,径7cm,表面に縦溝があり,はじめ緑白色から濃黄色となり,熟すと赤みをおびる。

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大辞林 第三版の解説

カカオ【cacao】

カカオの木 」に同じ。 〔「加加阿」とも書く〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カカオ
かかお
cacao
[学]Theobroma cacao L.

アオギリ科の常緑高木。中南米原産。樹高4~10メートル、多くの枝を水平に近く張る。葉は長さ20~30センチメートル、幅7~10センチメートルの長楕円(ちょうだえん)形で、短い葉柄があり互生する。花は、幹および太い枝に直接房状に多数つき、小輪で黄色地に赤褐色の線条があり、一年中次々と開き、結実する。果実は長さ約30センチメートルの紡錘形の(さくか)で、表面に縦溝とこぶがあり、初め緑白色で、のちに赤、黄、橙(だいだい)、紫などに熟す。内部は5室に分かれ、白い粘状物で覆われた種子が20~30個ある。
 種子を水につけて発酵させてから干すと赤みを帯び、特有の芳香が出る。これをカカオ豆という。カカオ豆を培煎(ばいせん)し、砕いて殻を除き、すりつぶしてカカオペーストにする。これを圧搾するとカカオバターがとれ、搾りかすがココアである。カカオペーストにカカオバター、砂糖、デンプン、香料などを加えて練り上げるとスイートチョコレートができる。カカオバターはまた化粧品、香料、医薬品の原料にも用いる。カカオにはテオブロミンというアルカロイドが1%程度含まれるが、その刺激興奮作用はカフェインよりは穏やかで、ココアは子供や病人が飲用してもほとんど害がない。
 栽培は、気温28℃以上、年降水量2500ミリメートル程度の高温多湿な気候で、肥沃(ひよく)な傾斜地を好み、赤道を挟んで南・北緯20度内の特定の地域に限定される。繁殖は種子により、普通は4年目から収穫でき、成樹1樹当り年間70~80果が得られる。主産地はガーナ、南アメリカ、西インド諸島である。[星川清親]

文化史

野生種はアマゾンやオリノコ川の流域に分布するが、コロンブスの到着以前に中央アメリカでも栽培下にあり、メキシコではユカタン半島で生産された種子が、メキシコ高原のアステカ人の地域に送られ、飲用され、貨幣の代用に使われた。ヨーロッパには1494年、コロンブスが伝えた。1680年までにフィリピンにもたらされ、熱帯アジアにも広がった。アメリカでカカオ豆が生産されるのは、19世紀以降である。[湯浅浩史]

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世界大百科事典内のカカオの言及

【チョコレート】より

カカオを原料にした飲料および菓子。
[歴史]
 中央アメリカや南アメリカでは古代からカカオは神からの授かりものとされ,その種子をすりつぶし水やトウモロコシの粉を加えた飲料は独特の刺激と効果で珍重されていた。…

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