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カスケードシャワー cascade shower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カスケードシャワー
cascade shower

高エネルギーの電子陽電子光子が物質中で電子,陽電子の制動放射と光子の電子対生成とを反復して多数の電子,陽電子,光子を段階的に増殖する現象。電子シャワー電磁シャワーともいい,カスケードシャワーを発生する過程を電磁カスケード過程という。発生した電子,陽電子,光子は入射粒子とほぼ同方向に進み,霧箱原子核乾板でシャワーとして観測される。発生粒子数の増加とともにその平均エネルギーは減少し,制動放射や電子対生成の増殖過程が減衰し,粒子は電離やコンプトン散乱でエネルギーを失って次第に吸収される。粒子数が極大になる物質層の深さは入射粒子のエネルギーの対数に比例して増加し,極大の粒子数は入射粒子のエネルギーに比例する。

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デジタル大辞泉の解説

カスケード‐シャワー(cascade shower)

高エネルギーの電子または光子が物質内に入射し、電子は光子を、光子は電子対(でんしつい)をつくり、これを交互に繰り返して多数の電子や光子が増殖される現象。原子核乾板などでは滝の飛沫のように見える。宇宙線のものは空気シャワーともいう。電子シャワー。電磁シャワー。

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大辞林 第三版の解説

カスケードシャワー【cascade shower】

高エネルギーの電子・光子が物質層に入射して鼠算ねずみざん的に多数の粒子をつくる現象。電子の制動放射による光子の生成、光子による電子 - 陽電子の対つい生成が交互に繰り返されて、電子・陽電子・光子が多数増殖し、原子核乾板上ではその飛跡が滝(カスケード)の飛沫状を呈する。電磁カスケード-シャワー。 → 空気シャワー

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