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カストル Castres

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カストル
Castres

フランス南部,ローラゲ地方,タルン県の都市。セベンヌ山地西側に発して北西流してタルン川に合流するアグー川の中流にのぞむ。ローマの駐屯地が町の起源で,ベネディクト会修道院 (647) が開かれて町の基礎ができ,中世以来,後背山地のヒツジの飼育地帯と前面平野の染料供給地の接点にあたり,しかもアグー川の清水に恵まれるという立地条件によってプロテスタントの技術者を受け入れ,毛織物の中心として発展した。ナント勅令廃止に伴うプロテスタントの他国への移住により 17世紀には打撃を受けたが,近代に入って再興し,現在でも毛織物が主産業である。そのほかに織機,工具,染料などの関連工業も立地し,薬品工業も重要。また周辺農産物の大集散地でもある。 12世紀の要塞塔,17~18世紀の聖堂など中世以来の建築物が多く残っているが,旧司教館の市立美術館はゴヤの収集により特に有名。人口4万 6292 (1990) 。

カストル
Castor

ふたご座α星 (α-Gem) の固有名。実視等級 1.6等で,β星ポルックスより暗い。スペクトル型は A1の矮星。三重連星で,そのおのおのが連星なので,計6個より成る星系の総称ということになる。

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デジタル大辞泉の解説

カストル(〈ラテン〉Castor)

双子座α(アルファ)星。銀色に輝く1.6等星で、距離は51光年。有名な連星。→ポルックス

カストル(Castres)

フランス南西部、ミディ‐ピレネー地方、タルヌ県の都市。アグー川沿いに位置する。13世紀から14世紀にかけて織物業が発展。旧市街の中心部に、ベネディクト派修道院跡に建てられたサンブノア大聖堂とゴヤ美術館がある。

カストル(Kastōr)

ギリシャ神話で、ゼウスレダの子で、双子神(ディオスクロイ)の一方。他方はポリュデウケス、ラテン名ポルックス。ともに、航海の守護神。

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百科事典マイペディアの解説

カストル

ふたご座のα星。α星だが,β星のポルックスのほうが明るい。実視3重連星で,三つの一つ一つが分光連星なので,実際は6重連星。
→関連項目ふたご(双子)座

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世界大百科事典 第2版の解説

カストル【Castor】

ふたご座のα星。カストルはゼウスの双子の息子のうちの一人である。α星ではあるが,ふたご座では2番目の明るさであり,β星のポルックスのほうが明るい。実視3重連星で,明るい2星は,約380年周期で公転し,3番目の天体はそれらのまわりを遠く離れて回っている。これら三つの一つ一つが分光連星でもあるから,実際は6重連星である。概略位置は赤経7h35m,赤緯+31゜53′。午後9時の南中は3月初旬。スペクトル型は,カストルAがA1,カストルBがA2であり,カストルCはM1である。

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大辞林 第三版の解説

カストル【Castor】

双子ふたご座のアルファ星。明るさ1.6等星で連星として有名。距離52光年。
○ ギリシャ神話でゼウスの子。ポルックスとともに双子の兄弟。

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