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カップリング カップリング coupling

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カップリング
カップリング
coupling

(1) ジアゾカップリングのことを単にカップリングともいう。芳香族ジアゾニウム塩芳香族化合物 (アミンフェノールなど) と反応してアゾ化合物をつくる反応。アゾ染料の合成に利用される。 (2) 一般に2つの分子が結合する反応。

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デジタル大辞泉の解説

カップリング(coupling)

[名](スル)
二つのものを一つに組み合わせること。「カップリング曲」
二つが連動すること。→デカップリング
二つ以上の力学系や電気系が相互に結び合わされる状態。結合。
回転軸を通じて動力を伝達すること。また、その装置。軸継ぎ手。
ジアゾニウム塩フェノール類または芳香族アミンを結合させ、アゾ化合物を作る反応。ジアゾカップリング。

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百科事典マイペディアの解説

カップリング

通常ジアゾカップリングを意味し,芳香族ジアゾニウム塩に芳香族アミン,フェノール類などが結合してアゾ化合物をつくる反応をいう。アゾ染料合成の重要な過程である。
→関連項目アゾ染料コンゴーレッドジアゾニウム塩

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音楽用語ダスの解説

カップリング

ミニ・アルバムシングルCDなどでメインの曲の他に収録されている曲を指す。C/W(カップリング・ウィズ)と略して表記されることが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

カップリング【coupling】

芳香族ジアゾニウム塩が次式に従って芳香族化合物と反応してアゾ化合物を生成する反応をいう。ジアゾニウム塩ArN2が芳香環Ar′Hに求電子置換反応を行い,アゾ化合物とプロトンを生成する。Ar′Hとしては,電子豊富な芳香族化合物で反応性が高いOH,NR2(R=Hまたはアルキル基)など電子供与基をもつ芳香族化合物がよく使われ,この芳香環では置換基に対してパラ位にカップリングが起こる。ArN2をジアゾ成分,Ar′Hをカップリング成分ともいう。

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大辞林 第三版の解説

カップリング【coupling】

一般に、二つのものの間に相互作用をもたせて結びつけること。
動力を一方の軸から他方の軸へ伝えること。また、そのための装置。軸継ぎ手。
芳香族ジアゾニウム化合物と他の芳香族化合物とが反応してアゾ化合物ができる反応。ジアゾ-カップリング。
二つ以上の生化学的反応について、一つの反応の生成物が他の反応の基質になっていること。共役。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カップリング
かっぷりんぐ
coupling reaction

二つの分子が結合して一つの分子になる反応を、一般にカップリング反応という。この際に小さな分子や原子・イオンの脱離を伴う場合が多い。もっともよく知られているカップリング反応はジアゾカップリング反応であるので、単に「カップリング」という場合、この反応をさすことがある。
(1)ジアゾカップリング反応 芳香族ジアゾニウム塩がフェノールおよび芳香族アミンに作用してアゾ化合物を生成する反応をいう。この反応はきわめて容易にアゾ色素を生成するので、アゾ染料の合成に広く応用されている。たとえば、中和指示薬として有名なメチルオレンジは、p(パラ)-アミノベンゼンスルホン酸ナトリウムをジアゾ化して得られるジアゾニウム塩と、ジメチルアニリンとのカップリング反応により合成される。芳香族アミンとのカップリングは中性または弱酸性下で、フェノールとのカップリングはアルカリ性下で行う。
(2)有機金属化合物と有機ハロゲン化合物のカップリング 2分子のハロゲン化アルキル(RX、Xはハロゲン)から金属状ナトリウムを用いてハロゲンを奪い取り、アルキル基どうしを結合させて1分子のアルカン(R-R)にするカップリング反応として、ウルツ‐フィティッヒ反応Wurtz-Fittig reactionがある。

 同様に、2分子の芳香族ヨウ化物(Ar-I)を銅粉を用いてカップリングさせてビアリール(Ar-Ar)にするのがウルマン反応Ullmann reactionであり、ともに古くから知られている。
 非対称なアルカン(R-R')をつくりたい場合には、ハロゲン化アルキル(RX)と有機金属(R'-M、Mは金属)の反応を用いる。
 グリニャール試薬とハロゲン化アルキル、ハロゲン化アシルとのカップリングでは、2種類の異なるアルキル基やアシル基を選択的にカップリングさせることができる。
  RMgX+R'-X'
   ―→R-R'+MgXX'
   (アルカンの合成)
  RMgX+R'C(=O)-X'
   ―→R-C(=O)-R'+MgXX'
   (ケトンの合成)
 最近では種々の有機金属化合物またはパラジウムなどの金属触媒を使った有機ハロゲン化物とのカップリングを応用した有機合成が進歩している。それらの進歩の一つとして、鈴木・宮浦カップリング反応がある。この反応は、Pd[P(C6H5)3]4などのパラジウム触媒と塩基により、有機ホウ素化合物とハロゲン化アリールとをクロスカップリング(交差カップリングともいう)させて非対称ビアリールを合成する反応である。さまざまな有機ホウ素化合物を反応に用いることができるが、そのなかでも有機ボロン酸は合成しやすく水や空気に安定で取り扱いやすい。この反応は水溶液中でも行うことができ、反応による副生成物が水溶性で無毒であるので、環境に優しい合成法として、医薬品などの精密有機合成、化学繊維や液晶などの有機材料の合成などにも用いられている。日本人の名を冠する人名反応のなかではもっとも有名かつ実用性の高い反応の一つといえる。
(3)フリーラジカル(遊離基)のカップリング 2分子のフリーラジカルが結合して安定な分子になる反応もカップリングとよばれている。この反応は同種のフリーラジカルの間でも異種のフリーラジカルの間でもおこる。同種のフリーラジカル間のカップリングでは二量体(2分子が結び付いた会合体)が生成する。ラジカルのカップリング反応の実例としては、連鎖反応の停止段階がよく知られている。[廣田 穰]
『檜山爲次郎・野崎京子編『有機合成のための触媒反応103』(2004・東京化学同人)』

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世界大百科事典内のカップリングの言及

【軸継手】より

…機械などに使用されている軸は,製作上あるいは組立上の理由からそれぞれ適当な長さに限定されている。これらの機械と機械とを組み合わせて使用する場合には,軸と軸とを連結する必要があるが,この軸どうしの連結のために使用される機械要素を総称して軸継手という。軸継手は,軸と軸とをひとたび結合すると,分解,修理などの理由による場合のほかは結合を解かない永久軸継手と,必要に応じて軸と軸との間の連結を断続するクラッチとに分類される。…

【発色現像】より

… 発色現像の開発は,1920年代からドイツのアグファ社が先行したが,商業的にはアメリカのイーストマン・コダック社による35年のコダクローム・フィルムの発売が最初である。
[発色現像のプロセス]
 発色現像の原理は,カラーフィルムや印画紙の感光層の中のハロゲン化銀が,現像主薬と反応して銀と現像主薬酸化物(キノンジイミン)を生じ,次にこのキノンジイミンが,カップラー(発色剤)と呼ばれる化合物と反応して(カップリングという)色素を生ずることに基づいている。カラー写真材料はいくつかの感光層が重ねられた構成になっており,それぞれの層が,撮影時に赤,緑,青の光のいずれかに感光し,次に発色現像の過程で,それぞれの層に,感光した色光に対応する色素像を生ずるしくみになっている。…

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