カバ(植物)(読み)カバ

百科事典マイペディア 「カバ(植物)」の意味・わかりやすい解説

カバ(植物)【カバ】

コショウ科草本(そうほん)性低木。太平洋諸島に分布する。乾燥させた根を石の上で粉砕し,水と混ぜて成分を搾り出したものが,麻酔性飲料のカバで,飲用すると口内がしびれ,鎮静作用をもつ。オセアニア諸島では,かつては伝統的儀礼行事に際して飲用されたが,現在は日常的な飲物となっている。

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世界大百科事典(旧版)内のカバ(植物)の言及

【シラカバ(白樺)】より

…白い樹皮が美しく,高原のシンボルとして愛されるカバノキ科の落葉高木(イラスト)。シラカンバともいう。…

※「カバ(植物)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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