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カラシナ(芥子菜∥芥菜) カラシナleaf mustard

世界大百科事典 第2版の解説

カラシナ【カラシナ(芥子菜∥芥菜) leaf mustard】

栽培されるアブラナ科越年草春先にとう立ちした茎葉を漬物にして食べ,また種子をからし油やマスタードの原料とする。日本では《本草和名》にすでに記載され,古くに導入されていることがわかる。草姿は立性で葉数は少なく,若い葉や茎および葉の裏側などに剛毛を生じる。葉は長楕円形または卵形で,葉縁に切れ込みがある。葉色は緑褐色で花は小さく鮮黄色を呈する。土壌適応性は広く,適湿地を好むので水田裏作での栽培に適する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のカラシナ(芥子菜∥芥菜)の言及

【アブラナ(油菜)】より

…主要な種には,次のようなものがある。(1)セイヨウカラシナBrassica juncea (L.) Czern. ヨーロッパ原産。最近,関西地方の河川敷を中心に大繁殖をしている二年草で,栽培されるカラシナの基となった野生種である。…

【アブラナ(油菜)】より

…このうち,キャベツは古代のギリシアとローマの人々にも知られていた。(4)カラシナB.juncea (L.) Czern.et Coss(n=18で,ゲノムAB) 英名はleaf mustard。B.campestrisB.nigraの間の複二倍体に由来する。…

【アブラナ(油菜)】より

… このアブラナ類の所属するアブラナ属Brassicaは約40種からなり,北半球に広く分布している。この属には,アブラナ,カブ,ハクサイ,キャベツ,カラシナなど多くの有用植物が含まれ,葉や根は野菜や飼料作物として,また種子から良質の油がとれるので油料作物として重要であり,さらに観賞用として利用されるものもある。そのため多岐にわたって多くの栽培品種が発達しており,互いに近縁の植物とは思えないほどである。…

【タカナ(高菜)】より

…アブラナ科の一年草。西アジア原産の種子からマスタードをつくるカラシナは,中国で葉菜として多くの品種が育成されたが,タカナはその一つである。野菜としてのカラシナ類の栽培は古く,日本へは奈良時代~平安時代初期のころ中国から渡来したものらしい。…

【有毒植物】より

…ヒガンバナなどリコリンやシュウ酸を含む植物と同様に,水にさらせば無毒化する。カラシナなどアブラナ科の植物は体内でゴイトリンを形成し,甲状腺でのヨウ素の取込みを阻害して甲状腺腫多発の原因となる。こうした例や発芽によってソラニンを形成して有毒化するジャガイモの例を含めると,有毒植物の種類と範囲は複雑かつ広範となるが,社会の形態や食性の変化によって有毒植物の認識は変化する。…

※「カラシナ(芥子菜∥芥菜)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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