マスタード(英語表記)mustard

翻訳|mustard

デジタル大辞泉 「マスタード」の意味・読み・例文・類語

マスタード(mustard)

ヨーロッパ産のカラシナ。また、その種子を粉にした調味用の芥子からし洋芥子
[類語]芥子唐辛子洋芥子和芥子七味唐辛子鷹の爪タバスコパプリカ

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精選版 日本国語大辞典 「マスタード」の意味・読み・例文・類語

マスタード

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] mustard ) 洋芥子(がらし)。また、その種子を原料とし、乾燥粉末にした調味用芥子。
    1. [初出の実例]「ケチャップやグリンピースやマスタードなどの、大きな缶詰や瓶や」(出典:自由の彼方で(1953‐54)〈椎名麟三〉一)

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食の医学館 「マスタード」の解説

マスタード

マスタードすなわちカラシは、ワサビサンショウとともに、和食で多用されるスパイスの1つです。
 ヨーロッパでも古くから、塗り薬や湿布などに利用されており、三平方の定理でおなじみのピタゴラスも、その価値や効用に関する論文を書いているほど。
 また、中世の時代には、庶民が使える唯一のスパイスとして、広く愛好されていました。
 マスタードには主として、消化促進、駆風(くふう)(腸管内にたまったガスの排除)、鎮痛、消炎、新陳代謝の活性化といった作用があります。
 具体的症状としては、食欲不振、腹部膨満などに効果を発揮します。
○外用としての使い方
 粉末をぬるま湯で練り、ガーゼに包んで患部を湿布すれば、神経痛やリウマチ気管支炎の痛みにも有効に作用します。
 この場合、肌の弱い人は、布地を厚めのものにしたほうがいいでしょう。
○食品としての使い方
 マスタードには、粒マスタードのほかに、練りガラシと溶いて使う粉末があります。
 マスタードにはホワイト(イエローとも呼ぶ)とブラウンマスタードシードがあり、ホワイトは辛みがやわらかく、ブラウンは辛みが強いのが特徴。
 ソーセージ肉料理に添えたり、青菜のおひたしの風味付けに使うのが、一般的な利用法です。

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百科事典マイペディア 「マスタード」の意味・わかりやすい解説

マスタード

洋がらしとも。香辛料アブラナ科の一〜二年草であるシロガラシ,クロガラシの種子を乾燥粉末にしたもの。水またはビネガーで練り,サラダ,サンドイッチ,肉料理,あえものなど料理全般に広く使われる。
→関連項目芥子香辛料

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