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ガルシラソ・デ・ラ・ベガ Garcilaso de la Vega

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガルシラソ・デ・ラ・ベガ
Garcilaso de la Vega

[生]1539.4.12. クスコ
[没]1616.4.24. コルドバ
ペルーの歴史家。名家に生れ,エル・インカと呼ばれた。 1560年にスペインに渡り軍人となったが,86年に遺産を相続,スペインにとどまって文学に専心し,ペルーの歴史などを書いた。主著"Comentarios Reales que tratan del origen de los Yncas" (1608/9) ,"Historia general de Peru" (17) 。

ガルシラソ・デ・ラ・ベガ

ベガ」のページをご覧ください。

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百科事典マイペディアの解説

ガルシラソ・デ・ラ・ベガ

スペイン・ルネサンス期を代表する詩人。カスティーリャの名門に生まれ,文武両道に秀でた理想的廷臣としてカルロス1世に仕え,33歳で戦死した。作品の数はごく僅かであるが,ガルシラソがスペイン文学最高の抒情詩人のひとりに数えられているのは,牧人の世界を描いて,愛の感動,自然描写,そして音楽性が完璧な形式と見事に調和している3編の《牧歌》によってである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガルシラソ・デ・ラ・ベガ
がるしらそでらべが
Garcilaso de la Vega
(1501?―1536)

スペイン・ルネサンスの代表的宮廷叙情詩人。トレドの貴族の家に生まれ、国王カルロス1世の側近として仕えた。1525年に結婚するが、翌年ポルトガル女性イサベルを知り熱愛。しかしイサベルへの愛は実らず、彼女は別の男と結婚し、数年後に死亡。ガルシラソは自分の詩業の大半を彼女との悲恋に捧(ささ)げ、36年フランスで戦死した。生前イタリアに渡り、ギリシア・ラテン文学の素養を背景にペトラルカ風ソネットの詩法を身につけ、友人ボスカンとともにスペイン詩壇にソネット形式を導入、定着化した。代表作は三つの長編詩『牧歌』であるが、ほかにスペイン語とラテン語の小品を残している。[清水憲男]

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