ガンビールノキ

百科事典マイペディアの解説

ガンビールノキ

アカネ科の木本(もくほん)性の常緑つる植物。東南アジアに分布し,古くから栽培されている。葉は対生し,白色の小さい花が集まって咲く。葉,枝,樹皮浸出液を煮つめて乾燥させたものがカテコールタンニンを主成分とするガンビール阿仙薬)である。収斂(しゅうれん)剤として,下痢どめ,浣腸(かんちょう)などの薬用とされ,仁丹(商品名)などの清涼薬品に使われる。また,皮なめし料,染料のほか原産地では茶の代用にもされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガンビールノキ【gambier】

アカネ科のつる性木本(イラスト)。ガンビールはマレーシアの現地名である。タンニンを主成分とするガンビール(阿仙薬(あせんやく)ともいう)をとり,鞣皮(じゆうひ)料,褐色染料,薬用などとして使う。日本のカギカズラに似て,茎には鋭いかぎ状突起がある。枝は強靱で折れにくい。葉は常緑で対生し,両端のとがった楕円形で,光沢がある。肉白色の小さい花が集まって球状となる。花冠は筒状で5裂し,花柱は長く飛び出る。果実は紡錘形,長さ約3cmで,縦に裂ける。

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