コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

キジムシロ

百科事典マイペディアの解説

キジムシロ

北海道〜九州,東アジアの山野日当りのよい草地にはえるバラ科の多年草。高さ10〜20cmとなり,根出葉数個つき,長さ5〜15cm,粗毛がはえ,5〜7枚の小葉からなる羽状複葉となる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キジムシロ
きじむしろ / 雉蓆
[学]Potentilla sprengeliana Lehm.

バラ科の多年草。根はやや太い。高さ10~30センチメートル。根出葉は羽状複葉、小葉は7~11枚、頂小葉は最大で倒広卵形、裏面の葉脈上に毛がある。花期前の葉は小さいが、花期後に出る葉は大きい。3~8月、枝の先端に、径1.5~2センチメートルの黄色の5弁花を数個開く。果実は痩果(そうか)。日本全土の山野の向陽地に生え、中国、朝鮮半島、樺太(からふと)(サハリン)にも分布。名は、本種をキジが座る蓆(むしろ)に見立てたものという。日本海側にみられるエチゴキジムシロは、小葉は3~7枚、頂小葉は菱(ひし)状長楕円(ちょうだえん)形ないし倒卵形、先は鋭くとがる。ツルキジムシロは走出枝があるので区別される。キジムシロ属は世界中に分布し、500種もある大きな属で、低木から一年草まである。萼片(がくへん)、副萼片がある。5枚の花弁は白、黄、桃、赤色と多様。葉も単葉、3出複葉、羽状複葉、掌状複葉と多型である。観賞用とする種も多い。日本には約20種があり、ミツバツチグリ、ツルキンバイ、ミツモトソウ、ヒメヘビイチゴ、カワラサイコ、ミヤマキンバイなどが分布する。[鳴橋直弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

キジムシロの関連キーワードヒメチャマダラセセリキンロバイ(金露梅)ツチグリ(土栗)チャマダラセセリツルキンバイキンロバイヘビイチゴロゼット副萼

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android