ドイツの政治家。キリスト教民主同盟(CDU)所属。エビンゲン(バーデン・ウュルテンベルク州)生まれ。弁護士出身。1933年ナチスに入党し、戦時中は外務省放送課に籍を置き、宣伝省との連絡係をしていた。1949~1958年連邦議会議員、この間1954~1958年連邦議会外交委員会委員長。1958~1966年バーデン・ウュルテンベルク州首相、1966年にはキリスト教民主同盟と社会民主党(SPD)の「大連立」を実現して自ら連邦政府首相に就任、翌1967年にはキリスト教民主同盟党首に選出された。しかし1969年の総選挙後、社会民主党と自由民主党(FDP)とが連立してW・ブラントを首相候補に選出したため、同年10月首相を辞職した。
[深谷満雄]
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1904~88
西ドイツの政治家,首相(在任1966~69)。ナチ党員の経歴をもつが,第二次世界大戦後キリスト教民主同盟(CDU)に加わり,バーデン‐ヴュルテンベルク州首相をへて,1966年,社会民主党(SPD)との大連合政権の首班となる。緊急事態法の制定や財政制度改革など一定の成果をあげたが,政権は短命に終わる。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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