クウェート(国)(読み)クウェート

百科事典マイペディアの解説

クウェート(国)【クウェート】

◎正式名称−クウェート国Dawla al-Kuwayt/State of Kuwait。◎面積−1万7818km2。◎人口−404万人(2014)。◎首都−クウェートKuwait(3万人,2005)。◎住民−大部分がアラブ,ただしクウェート人は40%強。◎宗教−イスラム(国教,主としてスンナ派)85%。◎言語−アラビア語(公用語)が大部分であるが,英語も広く用いられる。◎通貨−クウェート・ディナールKuwait Dinar。◎元首−首長,サバーフ・アル=アフマドSabah al-Ahmad(2006年1月即位)。◎首相−ジャービル・ムバーラク・アル・ハマド・アル・サバーハJabir Mubarak al-Hamad al-Sabah(首長が任命,2011年12月発足)。◎憲法−1962年11月制定,1963年1月発効。◎国会−一院制(定員50,ほかに首長任命の閣僚25,任期4年)(2015)。◎GDP−1121億ドル(2007)。◎1人当りGDP−2万7017ドル(2005)。◎農林・漁業就業者比率−1.0%(2003)。◎平均寿命−男73.5歳,女75.5歳(2013)。◎乳児死亡率−10‰(2010)。◎識字率−94%(2007)。    *    *アラビア半島北東部,ペルシア湾岸の立憲君主国。国土は平たんな砂漠で乾燥し,年降水量は130mm内外。農業はなく,牧畜と漁業が行われる。総人口のうち本来のクウェート人は約40%で,その他はパレスティナ人などのアラブ系移民や外国人労働者である。1938年の発見以来,クウェート石油会社など国際石油資本に開発されてきた豊富な石油資源(確認埋蔵量は世界全体の約10%)が国家財政の柱である。クウェート石油会社は1975年にアラブ産油国で初めて国有化された。サウジアラビアとの国境地帯の沖合地域にはカフジ油田がある。 18世紀後半に現首長家が始まり,19世紀末に英保護国となった。1914年自治国となり,1961年完全独立を達成した。1990年―1991年にはイラクに軍事占領され,湾岸戦争に発展した。2003年7月の選挙では親政府派が躍進し,女性参政権などを支持するリベラル派の議席は激減した。2005年5月,国民議会で女性の参政権を認める選挙法改正案が可決され,2007年の総選挙から女性の立候補や投票が可能となり,2009年には5名の女性議員が誕生した(2012年の総選挙では0)。2011年11月,生活改善,汚職追及,国民議会解散・総選挙を求める大規模反政府デモが発生,ナーセル内閣は総辞職し,2012年2月の総選挙では反政府勢力が躍進,サバーハ政権が誕生した。2014年の対IS空爆に参加していないものの,ISはモロッコとカタール,オマーンとともにクウェートを名指しし空爆を支援していると批判,今後ISがテロ対象とする可能性がある。

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