クーラント(英語表記)coolant

翻訳|coolant

デジタル大辞泉の解説

クーラント(coolant)

エンジン、機械などの冷却液。

クーラント(〈フランス〉courante)

16世紀にフランスで生まれた、2分の3拍子または4分の6拍子の軽快な感じの舞曲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

クーラント

16世紀に起こり17世紀に流行した舞曲。クラントとも。イタリアのコレンテcorrenteは速く,フランスのクーラントは中ぐらいの速度。バロック音楽の組曲では第2曲に置かれる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

クーラント【Richard Courant】

1888‐1972
ドイツ生れの数学者。ゲッティンゲン大学で当時の世界的指導者D.ヒルベルトに師事し,1910年学位を得た。変分法を中心とした偏微分方程式の研究,関数論の研究などに業績を残した。研究,著書を通じて,数学の自然科学,とくに物理学との関連を強調し,それは著書のクーラント=ヒルベルト《数理物理学の方法》によく表れている。20年ゲッティンゲン大学教授となり,名実ともに解析学の指導者となった。ドイツにナチス支配の色彩が濃くなった34年,ニューヨークに渡り,同年ニューヨーク大学に数学研究センターを発足させ,アメリカで活躍,ついに53年数理科学研究所に昇格させ,以後所長として活躍,プリンストン高等研究所と並んで,この研究所がアメリカにおける二大研究センターの一つになるまで発展させるとともに後進の育成を行った。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

クーラント【coolant】

(機械などの)冷却液。

クーラント【courante】

一六、七世紀に西欧で流行した二分の三拍子または四分の六拍子の軽快な舞曲。古典組曲中の基本的な一曲。コレンテ。

クーラント【Richard Courant】

1888~1972) ドイツ生まれのアメリカの数学者。微分方程式とその物理学への応用を研究。研究体制の整備にも力を尽くした。ヒルベルトと共著の有名な教科書「数理物理学の方法」がある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クーラント
くーらんと
couranteフランス語
correnteイタリア語

16世紀におこった舞曲。フランス語のcourir(走る)に由来し、軽快なテンポをもつ。17世紀中ごろには組曲を構成する一楽章となり、イタリア風コレンテとフランス風クーラントの二つに分かれた。イタリア風コレンテは急速な3/4または3/8拍子で、絶えず走り回るような音型をもつ。フランス風クーラントは、前者より洗練された様式で、中庸な3/2または6/4拍子。拍子がしばしば互いに入れ替わるのが特徴。両者の違いは、バッハの作品では明確に区別されていたが、後の校訂者がコレンテにクーラントの名称を用いたため混乱をきたした。[関根敏子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

クーラント

〘名〙 (courante) 西洋音楽舞曲の一つ。速い二分の三拍子または四分の六拍子で、複雑なリズムをもち、一七世紀半ば以後、組曲の部分としても発達した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内のクーラントの言及

【舞曲】より

…17世紀に入ると,性格の異なる舞曲を連ねて組形式とする前世紀からの習慣が発展し,新たに組曲が誕生した。その際,上記の舞曲に代わって緩やかな偶数拍子系のアルマンド,速い3拍子で軽快なテンポのクーラント,サラバンドジーグ,さらにはブーレガボットメヌエットといった宮廷舞曲が組み合わせられた。J.S.バッハの《フランス組曲》や《管弦楽組曲》がその好例である。…

※「クーラント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

国立国会図書館

国立国会図書館法に基づいて設置された図書館。1948年の設立当初は赤坂離宮を使用したが,1961年東京都千代田区永田町に新築移転した。国立図書館であり同時に国会図書館でもあるため国会の立法行為に関する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android