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グアリーニ

百科事典マイペディアの解説

グアリーニ

イタリア後期バロック建築家哲学者,数学者。著書《世俗建築論》で説くように,数学的基礎の上に立って設計に当たった。1668年サボイア家に仕えて以後トリノで活躍。

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世界大百科事典 第2版の解説

グアリーニ【Guarino Guarini】

1624‐83
後期バロック時代のイタリアの建築家,哲学者,数学者。若くしてテアティーノ会修道士となり,モデナメッシナ,パリ,リスボンの各地で哲学,神学を教えたのち,1666年トリノに移り,建築家として活躍した。バロック建築の理念を独自の神秘的神学思想と合体させ,複雑精緻な幾何学的構成,幻想的な光の効果,および難解な寓意に富む意匠にその建築空間の特徴がある。代表作は,サン・ロレンツォ教会(トリノ,1687),トリノ大聖堂内の聖骸布礼拝堂,および湾曲したファサードと楕円形広間をもつ独創的な邸宅パラッツォ・カリニャノ(トリノ,1681)である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グアリーニ
ぐありーに
Guarino Guarini
(1624―1683)

イタリア・バロックの代表的建築家。哲学者、数学者としても有名。モデナ生まれ。1639年テアチノ会の修道士となり47年までローマに滞在、神学や数学を学ぶ一方、ボロミーニの建築から強い影響を受ける。モデナ、メッシーナ、パリでいくつかの聖堂を設計したのち、66年ごろからトリノに定住、サボイ公に仕え、ミラノに没した。代表作はすべてトリノに残されており、トリノ大聖堂内のサンタ・シンドネ礼拝堂とサン・ロレンツォ聖堂は高度の数学的知識を駆使した複雑で幻想的な作品である。またパラッツォ・カリニャーノには、湾曲する正面部や卵形プランのサロンがみられ、きわめて動感に富んだ宮殿である。[篠塚二三男]

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世界大百科事典内のグアリーニの言及

【イタリア美術】より

…しかし,本来のバロックは,彫刻家,建築家,都市計画家G.L.ベルニーニのダイナミックで演劇的な芸術様式を指す。同じく建築家F.ボロミーニ,G.グアリーニは,曲線にみちた流動的な空間を創造し,建築の概念を革新した。画家ではピエトロ・ダ・コルトナ,A.ポッツォが,イリュージョニスティックな天井画を描いて信者を天国へと誘った。…

※「グアリーニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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