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グリオキサール glyoxal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グリオキサール
glyoxal

化学式 (CHO)2 。アセチレンを酸化して得られる。またエチレングリコールを硝酸で酸化しても得られる。黄色柱状晶。融点 15℃,沸点 51℃。アルデヒド基2個から成る。重合しやすい。放置しておくと重合するが,蒸留によって単分子に分解する。水溶液では CH(OH)2-CH(OH)2 の形をとっており,無色である。燃焼すると紫色の炎を出す。有機溶媒に易溶。アンモニア性硝酸銀を還元するが,フェーリング液を還元しない。

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世界大百科事典 第2版の解説

グリオキサール【glyoxal】

化学式OHC―CHO。最も簡単なジアルデヒド。融点15℃,沸点51℃(776mmHg)。結晶は黄色。エチレングリコールHOCH2CH2OHあるいはエチルアルコールCH3CH2OH,またはアセトアルデヒドCH3CHOを硝酸でおだやかに酸化すると,グリコール酸HOCH2COOH,グリオキシル酸OHCCOOHとともに生成する。工業的には,エチレングリコールを銀または銅触媒の存在下,約300℃で空気により気相酸化して製造する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グリオキサール
ぐりおきさーる
glyoxal

もっとも簡単なジアルデヒドであり、シュウ酸アルデヒドともよばれる。
 1865年ドイツのデブスHeinrich Debus(1824―1915)により、エタノール(エチルアルコール)を硝酸によって酸化する際に生成することが発見された。のちにエチレングリコール、アセトアルデヒドの酸化によっても生成することが知られた。黄色の結晶または液体。蒸気は緑色で燃えると紫色の炎を出す。水およびエタノール、エーテルなどの有機溶媒に溶ける。重合しやすく溶液中ではポリグリオキサールの形で存在するが、蒸留すると単量体になる。有機合成に多く利用されている。また繊維、紙の表面処理にも用いられる。[廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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