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グリルパルツァー グリルパルツァー Grillparzer, Franz

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グリルパルツァー
グリルパルツァー
Grillparzer, Franz

[生]1791.1.15. ウィーン
[没]1872.1.21. ウィーン
オーストリアの劇作家。父は厳格な弁護士で,母は芸術,音楽に関してすぐれた才能をもっていたが,1809年に父が死亡,また母も宗教的妄想にとらわれて自殺。彼自身,ウィーン独特の優雅にして華麗な,しかも一抹の哀愁をたたえた,内気で繊細な性格であった。

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デジタル大辞泉の解説

グリルパルツァー(Franz Grillparzer)

[1791~1872]オーストリアの劇作家。ロマン主義の時代にあって、古典主義への復帰を理想とした。戯曲「サッフォー」「金羊毛皮」、小説「哀れな辻音楽師」など。

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百科事典マイペディアの解説

グリルパルツァー

オーストリアの劇作家。19歳のとき弁護士の父を失い苦学し,長らく官吏を務めた。ゲーテシラー古典主義を理想とし,バロック劇の伝統,ウィーンの民衆劇,当時のロマン主義の影響も受けている。

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世界大百科事典 第2版の解説

グリルパルツァー【Franz Grillparzer】

1791‐1872
オーストリアの劇作家。ウィーンに生まれ,数回の外国旅行のほか終生ウィーンで暮らした。大学在学中に弁護士の父を失い,後年には母と末弟が自殺するなど,家庭的には不幸であった。控えめで謙虚な人柄であったが,その複雑な性格は女性に対する不幸な関係にも反映し,生涯にわたる婚約者をもちながらも独身を通した。1856年大蔵省定年退職するまでの43年間,官吏としての生活を送った。芸術的にはゲーテとシラーの後継者として自負する彼は,健全な現実感覚によってメッテルニヒを批判したが,その政治的立場は結局保守的な域を越え出るものではなかった。

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大辞林 第三版の解説

グリルパルツァー【Franz Grillparzer】

1791~1872) オーストリアの劇作家。ドイツ古典派・ロマン派、スペインのバロックの遺産を継承発展させた。代表作「ザッフォー」「金羊毛皮」「ウィーンの辻音楽師」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グリルパルツァー
ぐりるぱるつぁー
Franz Grillparzer
(1791―1872)

19世紀オーストリアの代表的劇作家。ウィーンで弁護士の子として生まれる。父の死後家庭教師をして一家を支え、やがて帝室図書館見習いを振り出しに1856年まで官吏生活を送る。ゲーテ、シラーをはじめ、シェークスピアギリシア古典、スペインカルデロン、ローペ・デ・ベーガらの文学に造詣(ぞうけい)が深い。ブルク劇場監督シュライフォーゲルに推され『祖先の女』(1817)で認められるが、この作を運命悲劇とみなされた反発からギリシア伝説に題材をとる『ザッフォー』(1818)、三部作『金羊毛皮』(1821)によって名声を確立した。しかし、メッテルニヒ体制の圧力により、イタリア紀行詩『カムポ・ウァチーノ』(1819)、歴史劇『オットカル王の幸福と最期』(1825)、『主人の忠実なる下僕』(1828)などの作品は不遇の目にあう。ほかに『海の波恋の波』(1831)、民衆劇風の『夢は人生』(1834)や『リブッサ』(1848)、『ハプスブルク家の兄弟争い』(1848)、『ユダヤの女』(1851)などの悲劇、喜劇『偽る者に禍(わざわい)あれ』(1838)など。小説では、シュティフターが短編小説の傑作と絶賛した『ウィーンの辻(つじ)音楽師』(1848)、および『ゼンドミアの僧院』(1828)がある。ベートーベンと親交があり、『ベートーベンの思い出』(1844~45)がある。[佐藤自郎]
『実吉捷郎訳『ザッフォー』(岩波文庫) ▽番匠谷英一訳『海の波恋の波』(岩波文庫)』

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