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グリーン車 グリーンシャ

大辞林 第三版の解説

グリーンしゃ【グリーン車】

鉄道の旅客車両のうち、設備・サービスがよく、特別の料金を徴収するもの。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グリーン車
ぐりーんしゃ

日本の鉄道で営業時に「グリーン料金」を徴収して追加的サービスを提供する車両。制度上は「特別車両」とされ、特別車両料金が設定された「特別車両券」の購入によって利用が可能となる。多くは普通車に比べ座席の幅や前後間隔などで優れた設備を備えるが、座敷や個室を備えた車両もある。出入口付近に四つ葉のクローバーをデザインしたマークを表示する。ほとんどはJRに在籍し、新幹線・特急および首都圏の中距離普通列車などに連結されるが、一部の民鉄(私鉄)にも存在する。日本国有鉄道(国鉄)が運賃・料金の等級制度を廃止した1969年(昭和44)5月、旧来の1等車を踏襲して誕生したが、等級制が階級社会の名残(なごり)であったのに対し、グリーン車は純然たる追加的サービスであり、その性質は大きく異なる。
 また、2011年(平成23)に東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東北新幹線においてグリーン車より上位のサービスである特別車両「グランクラス」の提供を開始し、2014年には北陸新幹線にも拡大した。この特別車両料金はグリーン料金よりも高額に設定されている。このほか、2013年に九州旅客鉄道(JR九州)が運行を開始した列車「ななつ星 in 九州」は、一般的なグリーン車を上回る豪華な設備を備え、車両形式の記号にも等級制時代の1等車に用いられた「イ」を冠している(「マイネ」など。マ=重量42.5トン以上47.5トン未満、イ=1等車、ネ=寝台車を表す)。同列車については、旅客営業規則に、一般的なグリーン料金よりもはるかに高額な特別車両料金が定められているなど、鉄道の上位サービスは多様化の傾向にある。[高嶋修一]

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