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ケプラー宇宙望遠鏡 ケプラーウチュウボウエンキョウ

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デジタル大辞泉の解説

ケプラー‐うちゅうぼうえんきょう〔‐ウチウバウヱンキヤウ〕【ケプラー宇宙望遠鏡】

Kepler space telescope》2009年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた、系外惑星探査に特化した宇宙望遠鏡。10万個におよぶ恒星を観測し、周囲をまわる惑星が恒星の前を通り過ぎるときに生じる、わずかな明るさの変化を検出する。この探査計画で、2011年までに発見された2326個の惑星候補のなかの48個は、惑星の表面に水が液体の状態で存在可能なハビタブルゾーンにあり、このうちケプラー22bは実際に惑星であることが確認されている。ケプラー望遠鏡

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケプラー宇宙望遠鏡
けぷらーうちゅうぼうえんきょう
Kepler space telescope

NASA(ナサ)(アメリカ航空宇宙局)による系外惑星探査ミッションに使われている宇宙望遠鏡。2009年3月にデルタロケットで地球追随型の太陽周回軌道に打ち上げられた。直径1.4メートルの主鏡と0.95メートルの補正レンズをもつシュミット型反射屈折望遠鏡で、視野は105平方度。焦点面には42個のCCDアレイ(2200x1024画素)で構成される光量計があり、撮像するのではなく、意図的にイメージをぼかして、星からの光を高精度に測光する。打ち上げ後3年半にわたり、トランジット法を使ってはくちょう座とこと座にある約10万個の恒星を観測し、太陽系外惑星を約900個、系外惑星の候補を約3000個発見した。
 ケプラーミッションの科学的目的は惑星系の構造と多様性を探索することであり、多くの恒星の観測により、(1)さまざまな恒星における、ハビタブルゾーン内または近傍にある地球型またはより大きい惑星の割合を決定する、(2)それらの惑星の大きさの分布と軌道の形を決定する、(3)連星系にある惑星の数を見積もる、(4)軌道サイズの多様性と短周期巨大惑星の惑星反射率、サイズ、質量、密度を決定する、(5)他の方法でみつかった惑星系それぞれについて、追加の惑星の有無を確認する、(6)惑星系がある恒星の性質を決定する、という計画であった。しかし2013年8月、姿勢制御系のトラブルが回復できないことから、ケプラー宇宙望遠鏡は主ミッションを終了。その後、機能している二つのリアクションホイールをうまく使った観測方法を公募し、2014年5月に太陽光の圧力を利用する新たなK2ミッションを開始した。[編集部]

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