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ゲルニカ(Guernica)
スペイン、バスク地方の小都市。スペイン内戦中の1937年、ドイツ空軍の爆撃を受け多くの死傷者を出した。

の爆撃の悲劇を象徴的に描いたピカソの作品。縦約3.5メートル、横約7.8メートル。無彩色で、雄牛や馬、泣き叫ぶ女性などが描かれている。
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ゲルニカ
スペイン北部,ビスケー湾岸に近いバスク地方の町。ビルバオの東方20kmに位置。スペイン内乱中の1937年ドイツ軍機などの無差別爆撃で一時全滅。同年ピカソがファシズムへの怒りをこめて描いた大作《ゲルニカ》(351cm×782.5cm)は有名。約1万6200人(1995)。
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ゲルニカ
スペインの画家パブロ・ピカソの絵画(1937)。原題《Guernica》。カンバス、油彩。縦3.5メートル、横7.8メートル。スペイン内戦時、バスク地方の小都市ゲルニカをドイツ空軍が無差別爆撃したという惨禍を主題にしたもの。マドリード、ソフィア王妃芸術センター所蔵。
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ゲルニカ【Guernica】
スペイン北部,バスク地方ビスカヤ県の町。人口1万7271(1978)。ビスカヤ領の主都であった所で,中世カスティリャ王国の国王は,この町にある樫の木の下でビスカヤ領の特権擁護を宣誓した。平穏なこの町が,スペイン内戦でドイツ空軍の爆撃により破壊された(1937年4月26日)悲劇は,ピカソの同名の絵画により知られる。現在は再建され,フランコ体制時代に工業が急激に発展した。【鈴木 昭一】
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ゲルニカ
(Guernica)
[一] スペイン、バスク地方の小都市。一九三七年四月、ドイツ空軍の爆撃により市民多数が死亡。
[二] スペインの画家ピカソの代表的絵画。(一)の爆撃の悲劇を象徴的に描いた大作。一九三七年作。スペイン、プラド美術館蔵。
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ゲルニカ
Guernica
スペイン出身の画家ピカソの作品
スペイン内戦初期の1937年4月26日,バスク地方の小都市ゲルニカをドイツ空軍が無差別爆撃したことを告発するために製作。ピカソの代表作。
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世界大百科事典内のゲルニカの言及
【スペイン内乱】より
…これらは一様にスペイン文化を評価し,さらに共和国陣営からの見聞であった。詩人ガルシア・ロルカの暗殺に関するセンセーショナルな話題の流布,ピカソの《ゲルニカ》をめぐる神話の創造などもこれにあたる。(5)諸外国の援助が戦いを長期化させた。…
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