ゲルニカ(英語表記)Guernica

翻訳|Guernica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゲルニカ
Guernica

P.ピカソの代表作の一つとされる絵画。ゲルニカはスペイン北部バスク地方にある古い町で,スペイン内乱下の 1937年4月 26日,フランコ将軍を援助するナチス・ドイツ空軍の大編隊がこの無防備な町に無差別爆撃を加えた。同年のパリ万国博覧会のスペイン共和国館に壁画制作を依頼されていたピカソは,この祖国の悲報に接するや,ただちにパリのアトリエでこの壁画の制作を開始し,約1月半の短期間で縦 3.45m,横 7.7mの大画面を完成,『ゲルニカ』と命名した。 39年から 81年までニューヨーク近代美術館に収蔵,81年9月スペインに返還され,プラド美術館に展示されていたが,のちに国立ソフィア王妃芸術センターに移された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ゲルニカ

1937年、スペインの内戦中にドイツ軍の空爆を受けた小都市ゲルニカの悲劇を題材にした、パブロ・ピカソ(スペイン1881~1973)の大作。縦3.49メートル、横7.76メートルのキャンバスに、叫ぶ女性などが描かれたモノクロームの作品。

(2009-11-23 朝日新聞 朝刊 山梨全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

ゲルニカ

スペイン北部,ビスケー湾岸に近いバスク地方の町。ビルバオの東方20kmに位置。スペイン内乱中の1937年ドイツ軍機などの無差別爆撃で一時全滅。同年ピカソファシズムへの怒りをこめて描いた大作《ゲルニカ》(351cm×782.5cm)は有名。約1万6200人(1995)。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ゲルニカ

スペインの画家パブロ・ピカソの絵画(1937)。原題《Guernica》。カンバス油彩。縦3.5メートル、横7.8メートル。スペイン内戦時、バスク地方の小都市ゲルニカをドイツ空軍が無差別爆撃したという惨禍主題にしたもの。マドリード、ソフィア王妃芸術センター所蔵。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゲルニカ【Guernica】

スペイン北部,バスク地方ビスカヤ県の町。人口1万7271(1978)。ビスカヤ領の主都であった所で,中世カスティリャ王国の国王は,この町にある樫の木の下でビスカヤ領の特権擁護を宣誓した。平穏なこの町が,スペイン内戦でドイツ空軍の爆撃により破壊された(1937年4月26日)悲劇は,ピカソの同名の絵画により知られる。現在は再建され,フランコ体制時代に工業が急激に発展した。【鈴木 昭一】

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大辞林 第三版の解説

ゲルニカ【Guernica】

ピカソの代表的な絵画作品。スペイン内乱の際、スペイン北部バスク地方の小さな町ゲルニカに対するナチスの無差別爆撃に抗議して描かれた。

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世界大百科事典内のゲルニカの言及

【スペイン内乱】より

…これらは一様にスペイン文化を評価し,さらに共和国陣営からの見聞であった。詩人ガルシア・ロルカの暗殺に関するセンセーショナルな話題の流布,ピカソの《ゲルニカ》をめぐる神話の創造などもこれにあたる。(5)諸外国の援助が戦いを長期化させた。…

※「ゲルニカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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