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コルビッツ Kollwitz, Käthe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コルビッツ
Kollwitz, Käthe

[生]1867.7.8. ケーニヒスベルク
[没]1945.4.22. ドレスデン近郊モリツブルク
ドイツの女性画家,版画家,彫刻家。ベルリンとミュンヘンで学び,1891年に医者カルル・コルビッツと結婚しベルリンに定住。初め油絵,のちにエッチング,リトグラフ,木版画の制作を始め,貧しい労働者たちと生活をともにしながら,『織工の暴動』 (1895~98) ,『農民戦争』 (1902~08) ,『戦争』 (1922~23) ,『プロレタリアート』 (1925) ,『死』 (1934~35) などの社会主義的なテーマの連作を発表。作風は表現主義的で,M.クリンガーや E.ムンクの影響がみられる。絵画には自画像を含めて肖像画が多く,またエッセンにある戦争記念碑などブロンズ彫刻もいくつか制作した。

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百科事典マイペディアの解説

コルビッツ

ドイツの女性画家。ケーニヒスベルクに生まれ,ベルリンミュンヘンで絵画を学ぶ。医師の夫とともにベルリンの労働者街に住み,労働者階級の貧困を描いてドイツ・プロレタリア絵画の先駆者となった。
→関連項目クリンガー

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世界大百科事典 第2版の解説

コルビッツ【Käthe Kollwitz】

1867‐1945
社会的傾向のリアリズムを代表するドイツの女流画家。プロイセンのケーニヒスベルクに生まれる。とくに版画の連作で有名である。医者の夫とともにベルリンの貧民街に住む。ハウプトマンの《織工たち》初演に感動して,《織工たちの蜂起》(1898)を連作,虐げられた農民の苦役と反乱を描く《農民戦争》(1908)がそれに続く。第1次大戦で息子を失う。母子像や反戦をモティーフにした作品には母親の苦悩と心情があふれている。

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世界大百科事典内のコルビッツの言及

【木刻】より

…【遠藤 光一】。。…

※「コルビッツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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