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ゴスラー Goslar

デジタル大辞泉の解説

ゴスラー(Goslar)

ドイツ中北部、ニーダーザクセン州の都市。10世紀にハルツ山脈のランメルスベルク鉱山において採鉱(金・銀・銅・鉛)が始まり、神聖ローマ帝国の直轄領として発展。13世紀には神聖ローマ帝国の自由都市となった。皇帝ハインリヒ3世が11世紀に建造した宮殿、木組み造りの民家が建ち並ぶ旧市街、ランメルスベルク鉱山一帯が「ランメルスベルク鉱山およびゴスラーの歴史都市」の名称で1992年に世界遺産(文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

ゴスラー

ドイツ中部,ニーダーザクセン州,ハルツ山地のふもとにある町。968年ランメルスベルク鉱山の銀採掘によって町は発展。11世紀には神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世がこの地に王宮を建て,帝国会議も開催された。13−14世紀には銀,金,鉛,亜鉛などの産出により繁栄して帝国都市となり,ハンザ同盟にも加入。15世紀から19世紀に建造された約1500もの半木造の民家が残る。ほかに王宮,マルクト教会,ジーメンス家の邸宅などが現存。旧鉱山と町は1992年,世界文化遺産に登録。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴスラー【Goslar】

ドイツ中部,ニーダーザクセン州の都市。人口5万2556(1980)。ハルツ山地の北縁に位置する。鉛やガラス製品,建築材料などの生産地。史料初出は922年,10世紀後半以来銀鉱採掘に伴う鉱山村落として発足。皇帝ハインリヒ2世は,その経済的重要性に着目してこの地に宮廷を移し,同3世が王宮を造営。13世紀にはザクセン都市同盟,ハンザ同盟の構成員として飛躍的発展をとげ,1290‐1340年の間に帝国都市の地位を獲得。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴスラー
ごすらー
Goslar

ドイツ中北部、ニーダーザクセン州の鉱業都市。人口4万4300(2000)。ハルツ山地の北麓(ほくろく)に位置し、10世紀以来、鉛、銅、亜鉛、銀、金などが採掘、精錬、加工される。しかし現在は歴史的都市として有名で、中世の宮殿、ロマネスクやゴシックの教会、市庁舎、粘板岩で屋根や壁を葺(ふ)いた木組みの民家、城壁や塔など、中世さながらの都市像が残っている。ハルツ山地への行楽客の拠点でもある。[齋藤光格]

世界遺産の登録

ハルツ山地のランメルスベルク鉱山と歴史的建造物が多く残る都市ゴスラー、およびその複雑なオーバーハルツ水利管理システムが1992年、2008年、2010年にユネスコ(国連教育科学文化機関)により「ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム」として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。[編集部]

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