デジタル大辞泉
「ゴム腫」の意味・読み・例文・類語
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ゴム‐しゅ【ゴム腫】
- 〘 名詞 〙 骨、筋肉や肝臓その他の内臓などにできるしこり。梅毒の第三期にあらわれる症状で、潰瘍となって筋肉や骨などの深部組織に及ぶ。顔、ことに鼻、唇、頭蓋骨などに多くできる。ゴム腫性梅毒。
- [初出の実例]「又人肝の護謨腫より黴毒菌を発見して」(出典:大阪朝日新聞‐明治三七年(1904)二月六日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ゴム腫
ゴムしゅ
gumma
第3期梅毒の後期に発生する特有の症状の一つで,ゴムのような弾性をもつ腫瘍。皮膚をはじめ肝臓,睾丸,大動脈などにできる。大きさはいろいろあるが,一つにまとまる傾向があり,皮膚の場合,鶏卵大以上になることもある。境界ははっきりしている。現在ではごくまれにしかみられない。組織学上は,中央の壊死部は顆粒状無構造の物質から成り,これを取巻いて線維芽細胞,リンパ球,形質細胞および組織球から成る特異な肉芽組織が増殖する。結核でもまれに類似の肉芽腫 (結核性ゴム腫 tuberculous gumma) ができることがあるが,線維性の瘢痕化の傾向があるので識別しやすい。治療は駆梅療法による。
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ゴム腫
ごむしゅ
梅毒の第3期の症状である。顔のほか、鎖骨、胸骨および各関節周囲の皮膚に、鶏卵くらいの大きさで、ゴムのような硬さのしこりが出現してくる。このしこりは崩壊して深い潰瘍(かいよう)となり、表面は肉芽組織によって覆われる。
[岡本昭二]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ゴム腫【ゴムしゅ】
梅毒の第3期に特有な結節性変化。大きさはアワ粒大〜鶏卵大以上に及ぶ。中央部は凝固壊死(えし)に陥り灰黄色を呈し,触れるとゴムのような弾性がある。その周囲は,灰白色の結合組織層がとりまいている。顔,骨,筋肉,肝臓,精巣,大動脈などの限られた部分に認められることが多い。
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世界大百科事典(旧版)内のゴム腫の言及
【性病】より
…結節性梅毒では,硬いしこりが皮膚に発生して,潰瘍となり,きずあとを残しやすい。ゴム腫は,皮膚のみならず,筋肉から骨にまで病変が進んでいく。この時期では,梅毒トレポネマを証明することがむずかしくなっている。…
【梅毒】より
…(3)第3期梅毒tertiary syphilis 感染後3年から10年までをいう。第3期の皮膚症状は結節性梅毒とゴム腫である。ともに傷あとを残しながら進行するが,病巣から梅毒トレポネマを見いだすことは少なくなるので感染源となることはない。…
※「ゴム腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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