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ゴンドウクジラ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴンドウクジラ
ごんどうくじら / 巨頭鯨
pilot whale

哺乳(ほにゅう)綱クジラ目マイルカ科ゴンドウクジラ属に含まれるハクジラの総称。この属Globicephalaには暖海性のコビレゴンドウG. macrorhynchusと寒海性のグロビセファラ・メレーナG. melaenaの2種がある。イルカと異なり吻(ふん)がなく、頭が大きく太鼓のようである。歯は上下左右とも10本前後あり、直径10ミリメートルぐらいである。胸びれは細長く、前後に広がった背びれは雄ではとくに顕著である。胸部、目の上、背びれの後方を除き全身黒褐色。数十頭の群れをつくり、イカを食べる。
 寒冷種は体の白色部が明確であり、胸びれが体長の22~27%、体長は6.2メートルに達する。南北両半球に分布する。日本からは半化石が知られているが、北太平洋では現生は未確認である。
 一方、コビレゴンドウは生態、形態ともにこれに似るが暖流域に生息する。日本近海産2系統の一つマゴンドウでは、胸びれは体長の15~20%である。4、5月に交尾し、15か月後に1子を出産する。2~3年で離乳し10年で成熟する。出産は3~5年に1回。寿命は約60年。三陸方面には同種の別系統タッパナガが知られている。マゴンドウより体が大きく、白斑(はくはん)が顕著であるが、その分布、形態、生活史などは明らかでない。[粕谷俊雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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