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サハ Saha, Meghnad N.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サハ
Saha, Meghnad N.

[生]1893.10.6. ダッカ
[没]1956.2.16. ニューデリー
インドの天文学者,物理学者。カルカッタ大学卒業。アラハバード大学教授 (1923) ,カルカッタ大学教授 (38) 。同地の原子核物理学研究所の創始者。イギリスのロイヤル・ソサエティ会員 (27) 。また国会議員にも選出される (51) 。 1920年に化学平衡論を応用して熱力学的平衡にある気体原子の熱による電離度を導く「サハの方程式」を提出,それによってスペクトルの分析データから,恒星の内部組成,温度分布などを研究した。後年は科学の社会的側面に関心を傾け,雑誌『科学と文化』 Science and Cultureを創刊 (35) 。物理学のすぐれた教科書も書いている。

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百科事典マイペディアの解説

サハ

ヤクート

サハ

ロシア連邦に属するシベリア共和国ヤクーチアとも。面積310万3200km2,人口94万9300人(2010)。主都ヤクーツク。民族構成はヤクート人33.4%,ロシア人50.3%,ウクライナ人7.1%,ほかにエベンキエベンユカギールなどの少数民族。
→関連項目オルティン・ドーボグン・ドー

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世界大百科事典 第2版の解説

サハ【Meghnad Saha】

1894‐1956
インドの天体物理学者。ダッカに生まれる。数学を学び,1916年カルカッタ大学講師となる。19‐21年イギリス,ドイツに留学。天体物理学にも研究を広げ,1920年化学反応平衡の理論を星の大気の原子の電離平衡に応用して,いわゆるサハの電離公式を導いた。これは,温度と電子圧とから各種の原子,イオンの電離度を計算する式で,星のスペクトル型を温度の高低で説明し,圧力の効果をも数量的に表しており,天体物理学の基礎公式の一つといえる。

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大辞林 第三版の解説

サハ【Sakha】

ロシア連邦に属する共和国。東シベリアのレナ川流域を占め、ダイヤモンド・金・スズ・天然ガスなどの採掘と林業が盛ん。首都ヤクーツク。旧称、ヤクート。

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世界大百科事典内のサハの言及

【ヤクート族】より

…ロシア連邦,東シベリアのサハ(ヤクート)共和国の先住民。自称はサハSakha。…

【恒星】より

…それぞれの特徴となる吸収線を図1に示した。 スペクトル分類の解釈の基礎をなす考えはM.サハの電離理論である。電離度は放射や電子衝突などによる電離作用と,イオンと電子の再結合とのバランスで決まるから,電離ポテンシャルの高いイオンの状態になるのは,まず高温,次いで密度の低い場合である。…

※「サハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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