デジタル大辞泉
「サンジミニャーノ」の意味・読み・例文・類語
サン‐ジミニャーノ(San Gimignano)
フィレンツェの西南約54キロメートルにある町。標高324メートルの丘の上に位置し、14の塔が林立する。塔は、最初は見張り用として、のちには権力の象徴として貴族たちによって建てられたもので、13世紀には72を数えたという。1990年に「サンジミニャーノ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界遺産情報
「サンジミニャーノ」の解説
サンジミニャーノ
トスカーナの丘にあるサン・ジミニャーノで有名なのは、何といっても塔です。これらの塔はかつて富や権力の象徴であり、最も多いときで70を越える塔が林立していたようです。現在でも14の塔が残っており、中世の面影を今に伝えています。城壁の中に形成される町はコンパクトです。見所は、「チステルナ広場」、「サンタゴスティーノ教会」、「参事会教会」、「ポポロ宮」などです。しかし、中世を色濃く残す町並みなので、城壁内の内側すべてが見所です。「ドゥオモ広場」は、塔建設競争の中心地だったので、7本の塔が周りにそびえています。
出典 KNT近畿日本ツーリスト(株)世界遺産情報について 情報
サンジミニャーノ
San Gimignano
イタリア中西部,トスカナ州シエナ県,フィレンツェ南西約 38kmにある町。ローマ時代からの古い町で,中世には独立国であったが,のちフィレンツェ領となる。多くのゴシック様式の建築物や塔,中世の城壁,城門,町並みを最もよく残しており「美しき塔のサンジミニャーノ」と呼ばれる。観光地として,またキャンティ・ワインの産地として知られる。 1990年世界遺産の文化遺産に登録。人口 7043 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報