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サントリーホールディングス さんとりーほーるでぃんぐす

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知恵蔵2015の解説

サントリーホールディングス

酒造業などを営むサントリーグループを傘下に置く、2009年に設立された持ち株会社。資本金700億円、連結売上高2兆円を上回る巨大企業ながら、創業家一族が支配する資本金わずか1億円強に過ぎない寿不動産株式会社が株式の約9割を所有する非上場企業である。
サントリーの母体は、鳥井信治郎が大阪で1899年に創業した鳥井商店。社名を寿屋洋酒店と改め、1907年には糖分やアルコールを添加して日本人好みの味とした甘味葡萄酒「赤玉ポートワイン(現赤玉スイートワイン)」を発売。23年には京都郊外の山崎に日本初の本格的ウイスキー醸造所を計画。初代工場長には、後にニッカウヰスキー株式会社の祖となる竹鶴政孝が就任した。こうして29年に発売したウイスキーの銘柄が、鳥井の名を冠した「サントリー」である。信治郎の後を継いだ次男の佐治敬三による、時代に合わせた廉価版から高級品への販売戦略や積極的で巧みな宣伝広告などで成長した。63年にサントリー株式会社に改称、以降はビールワイン清涼飲料水なども製造・発売している。
2009年4月に株式移転による持ち株会社として、サントリーホールディングス株式会社が設立され、サントリー酒類株式会社などを子会社とした。同年7月には、国内ビール最大手のキリンホールディングスとの経営統合が取りざたされたが、統合比率などを巡りサントリー創業家が株式上の支配権をもちかねないことなどから翌10年には交渉中止となった。
近年は、国内市場が縮小する中で、これまで事実上はほとんど進んでいなかった世界市場への参入が活発になっている。14年にはバーボンウイスキーの著名銘柄ジム・ビームを160億ドルという巨費で買収。ビーム社ビームサントリーと改称し、子会社であるサントリー酒類株式会社のスピリッツ事業と統合した。この結果、同社は英国のディアジオ社、フランスのペルノ・リカール社に次ぐ世界第3位の蒸留酒メーカーとなる。

(金谷俊秀  ライター / 2014年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

サントリーホールディングス

正式社名「サントリーホールディングス株式会社」。英文社名「Suntory Holdings Limited」。食料品製造業。明治32年(1899)「鳥井商店」創業。大正10年(1921)「株式会社寿屋」設立。昭和38年(1963)「サントリー株式会社」に改称。平成21年(2009)純粋持株会社化にともない、現在の社名に変更。本社は大阪市北区堂島浜。酒類メーカー。子会社でウイスキー・ワイン・ビールなどを製造・輸入・販売。健康食品清涼飲料や外食事業も手がける。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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