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サン・ジョン・ペルス サンジョンペルス

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百科事典マイペディアの解説

サン・ジョン・ペルス

フランスの詩人,外交官。本名マリー・ルネ・アレクシ・レジェ。フランスアンティル諸島での幼年時代を扱った《讃歌》(1911年)で出発,北京のフランス公使館駐在中に歩いた中央アジアの印象を歌った《遠征》で名声を確立。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サン・ジョン・ペルス
さんじょんぺるす
Saint-John Perse
(1887―1975)

フランスの外交官、詩人。本名アレクシス・サン・レジェ・レジェAlexis Saint-Lger Lger。カリブ海のグアドループ島に生まれる。そこで過ごした幼少時のことは、最初の詩集『讃(さん)』(1911)のなかで、緑したたる世界として追想されている。1899年、農園経営が悪化して、一家は本国へ引き揚げる。ボルドー大学で学び、1916年から外交官として北京(ペキン)に赴任。その間にゴビ砂漠を旅行した経験が、壮大な『遠征』(1924)となって実を結ぶ。
 第二次世界大戦に際して、主戦論のため外務省を追われ、アメリカに亡命。その地で、自然の諸力による希望の回復を歌う『流謫(るたく)』(1942)、大地と詩作の偉大さを繰り広げる『風』(1946)、海と愛との宇宙的なリズムに波打つ『航路目標』(1957)などの代表作を発表し、世界的な名声を得る。これらの作品は叙事詩的なリズムによる長編の散文詩で、人類のあらゆる活動分野を喚起している。さらに時間に打ち勝つ人間の喜びの歌『年代記』Chronique(1960)を書く。その年ノーベル文学賞を受賞。20世紀の悲劇的な状況のなかで、彼はなおも宇宙に内在する事物への讃歌を唱えた。[小副川明]
『J・P・リシャール著、渋沢孝輔訳『サン・ジョン・ペルス』(『現代詩11の研究』所収・1971・思潮社) ▽多田智満子訳『サン・ジョン・ペルス詩集』(1975・思潮社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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