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シアン化ナトリウム シアンかナトリウム sodium cyanide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シアン化ナトリウム
シアンかナトリウム
sodium cyanide

化学式 NaCN 。青化ソーダ青酸ナトリウムともいう。市販品は 95~98%程度の純度をもつ。潮解性の無色粉末。激毒 (→青酸中毒 ) 。乾燥状態では無臭であるが,湿った空気中ではいくぶん潮解し,青酸臭を呈する。

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デジタル大辞泉の解説

シアンか‐ナトリウム〔‐クワ‐〕【シアン化ナトリウム】

シアン化水素水酸化ナトリウムの反応によって得られる、潮解性のある白色の結晶。水によく溶け、アルコールにも溶ける。猛毒。金・銀の冶金(やきん)、鋼の表面硬化めっきなどに利用。化学式NaCN 青化ナトリウム青酸ソーダ

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百科事典マイペディアの解説

シアン化ナトリウム【シアンかナトリウム】

化学式はNaCN。比重1.857,融点563.2℃,沸点1496℃。俗に青酸ソーダシアン化ソーダとも。無色,潮解性の結晶。水に易溶,アルコールに可溶。猛毒。鋼の浸炭,金・銀の製錬(シアン化法),めっきなどに使用。
→関連項目青酸中毒

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世界大百科事典 第2版の解説

シアンかナトリウム【シアン化ナトリウム sodium cyanide】

化学式NaCN。俗に青酸ソーダまたは青化ソーダと呼ばれる。無色立方晶系の潮解性結晶。岩塩型構造。15℃以下では低温型菱面体結晶。猛毒である。融点563.2℃。沸点1496℃。比重1.857(23.5℃)。屈折率1.452。水100gへの溶解度34.2g(15℃),45.0g(35℃)。34.7℃以下では2水和物を析出する。液体アンモニア100cm3に-33℃で34.2g溶ける。メチルアルコール100gに15℃で6.05g溶け,エチルアルコールには微溶。

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大辞林 第三版の解説

シアンかナトリウム【シアン化ナトリウム】

白色の猛毒性の潮解性結晶。化学式 NaCN 工業的には金属ナトリウムとアンモニア・炭素を原料として合成する。鋼の焼き入れ、金や銀の冶金やきんに用いる。青酸ナトリウム。青化ソーダ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シアン化ナトリウム
しあんかなとりうむ
sodium cyanide

ナトリウムのシアン化物。青酸ソーダ、青酸ナトリウムなどといわれる。従来は金属ナトリウムアンモニアおよび木炭を原料とするカストナー法などが製造法の主流であったが、近年ではシアン化水素酸(青酸)が安価、多量に得られるようになったので、これを直接水酸化ナトリウム溶液に吸収させる方法が行われている。
  HCN+NaOH―→NaCN+H2O
そのまま液状品とするか、濃縮あるいは冷却固化して製品とされる。無色結晶性固体。潮解性で、水に溶けやすく、水溶液は強アルカリ性である。酸によって分解し、シアン化水素を発生する。アルカリ溶液中で塩素または次亜塩素酸ナトリウム溶液と反応してシアン酸ナトリウムと塩化ナトリウム(いずれも無毒)に変化する。この反応はシアン廃液の処理法として利用されている。鋼の熱処理、金、銀の精錬、金、銀、鉛などのめっき、農薬などに用いられるほか、有機合成の中間体の製造、各種シアン化合物の合成などに利用される。シアン化カリウムと同様、きわめて有毒で、一般に「青酸カリ自殺」のとき用いられるのは、実はシアン化ナトリウムであることが多い。[鳥居泰男]

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