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シモニデス シモニデス Simōnidēs

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シモニデス
シモニデス
Simōnidēs

[生]前556頃.ケオス島,イウリス
[没]前468頃.シチリア島シラクサ/アクラガス
ギリシア抒情詩人。バキュリデスの伯父。ギリシアで初めて報酬を取って歌を作った詩人といわれる。アテネヒッパルコスの宮廷に招かれて客として滞在し,エピニキオン (競技祝勝歌) やディチュランボス (もろもろの祭祀の合唱歌) を作った。

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百科事典マイペディアの解説

シモニデス

古代ギリシアの詩人。僭主時代からアテナイ民主主義時代までを生き,シチリア島で没した。賛歌,祝勝歌,銘文詩など作品も多く,古代の評価も高かったが,現存するのは断片のみ。
→関連項目バッキュリデスヒエロン[1世]

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世界大百科事典 第2版の解説

シモニデス【Simōnidēs】

前556ころ‐前467か466
古代ギリシアの抒情詩人。ケオス島に生まれ,僭主時代のアテナイや豪族スコパス一門の支配下のテッサリアの宮廷詩人として活躍し,ペルシア戦争に際しては,マラトンアルテミシオン,テルモピュライなどで敢闘したギリシア人の武勇を称える幾多の詩を残したのち,シチリア島シュラクサイ(シラクサ)の僭主ヒエロン1世に招かれて晩年の活躍期をこの地で過ごし,同島のアクラガスで没した。 作品としては合唱抒情詩の形式による諸神の祭祀詩,個人の祝勝や祝賀の詩,葬礼追悼詩や,ディテュランボス詩(抒情的物語詩)など多くの分野における新風を興すものがあったと目されるが,現存する断片は少である。

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大辞林 第三版の解説

シモニデス【Simōnidēs】

前556頃~前468頃) 古代ギリシャの抒情詩人。ケオス島に生まれる。ギリシャ各地に招かれ、競技祝勝歌・挽歌など数多くの作品を作った。ペルシャ戦時の戦没者を記念した墓碑銘が名高い。墓碑銘と断片が現存。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シモニデス
しもにです
Simonides
(前556ころ―前468ころ)

古代ギリシアの叙情詩人。エーゲ海のケオス島の出身。若いときから詩人として活躍し、名声を博した。アナクレオンなどとともにアテネの僭主(せんしゅ)ヒッパルコスの宮廷に招かれ、合唱隊歌の競演でたびたび優勝したが、ヒッパルコスの死後テッサリアの貴族スコパダス家に滞在し、戦車競技における一族の勝利をたたえた。ペルシア戦争の際アテネへ戻り、マラトンやテルモピレーなど数々の合戦の戦死者をたたえる歌や戦勝を感謝する歌をつくった。ペルシア戦争ののちシラクサの僭主ヒエロンに招かれてシチリアへ赴き、そこで死んでアクラガス(アグリジェント)に葬られた。彼の詩は、賛歌、合唱隊歌、競技祝勝歌、挽歌(ばんか)、宴歌、碑銘詩など多方面に及んだが、かなりの数の碑銘詩を除き、わずかの引用とパピルス断片しか残っていない。その優美な文体と洗練された語句は古くから人々の嘆賞の的であった。幼いペルセウスとともに箱に入れられ大海へ流されたダナエを歌う詩は、荒れ狂う自然と無力の人間、恐ろしい運命におびえる母親と安らかに眠る幼児の対照が印象的である。「詩は語る絵画である」という彼のことばは作風をよく言い表している。[岡 道男]
『呉茂一訳『ギリシア抒情詩選』(岩波文庫)』

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世界大百科事典内のシモニデスの言及

【詩】より

…抒情詩を代表するのはアルカイオスと女流詩人サッフォー(ともに前7世紀)で,ついでアナクレオンが出るが,いずれも古くから伝わる独唱歌の様式を踏んでいる。他方,合唱歌の作者としてはシモニデス,ピンダロス(ともに前6世紀から前5世紀)があり,これは公式行事や祭儀で歌われた。前者は碑銘詩の作者としても知られ,後者はオード形式の範とされる。…

【バッキュリデス】より

…ケオス島の生れ。ほぼ同年齢のピンダロス,叔父で彼に音楽教育をしたシモニデスとともに抒情詩期のギリシア文学史の頂点を形成した。1896年エジプトで発見されたパピルスによって,彼の詩行も,かなりまとまった形で知られるようになった。…

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