出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
スイス南部にある峠。西のペナイン・アルプス,東のレポンティン・アルプスの接点に位置し,標高2005m。イタリア語ではセンピオーネと呼ぶ。1800-07年ナポレオン1世が古い峠道を馬車道として整備して以来,アルプス越えの交通路として一躍重要性を増した。現在ヨーロッパ・ルート2号線が通じ,1906年開通の鉄道トンネルの入口と出口にあたるスイスのブリークとイタリアのイゼーレを結んでいる。
執筆者:室田 宣一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…アルプスのいくつかの谷の合流する標高272mの盆地にあり,その起源はローマ時代にさかのぼる。1906年,付近のスイス・イタリア国境のシンプロン峠を貫通する鉄道トンネルの完成により,ヨーロッパ交通上重要な地点を占めることになり,人口も増加した。化学,金属,機械などの工業が立地している。…
※「シンプロン峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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