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シーモノフ シーモノフSimonov, Konstantin Mikhailovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シーモノフ
Simonov, Konstantin Mikhailovich

[生]1915.11.15. ペトログラード
[没]1979.8.28. モスクワ
ソ連の小説家,劇作家。 1930年代後半,詩人として出発したが,第2次世界大戦従軍記者として参加,戦場における無名の英雄たちを描いた戯曲『ロシアの人々』 Russkie lyudi (1942) ,スターリングラード攻防戦を描いた小説『夜となく昼となく』 Dni i nochi (43~44) で一躍有名になった。戦後は,米ソ冷戦をテーマにした戯曲『ロシアの問題』 Russkii vopros (46) ,ノモンハン事件を描いた長編『戦友』 Tovarishchi po oruzhiyu (52) などを精力的に発表,また作家同盟書記 (54~59) として党の文芸政策を推進した。スターリン死後は雑誌『新世界』 Novyi Mir編集長として熱心に「雪どけ」を支持。『戦友』の連作として,代表作『生者と死者』 Zhivye i mërtvye (59) ,『兵士として生れたるにあらず』 Soldatami ne rozhdayutsya (64) があり,第2次大戦におけるスターリンのあやまちや,そこから生じた悲劇を赤裸々に描いて反響を呼んだ。

シーモノフ
Simonov, Ruben Nikolaevich

[生]1899.4.1.
[没]1969
ソ連の演出家,俳優。ワフタンゴフ劇場の首席演出家として,A.N.アルブーゾフの『イルクーツク物語』 (1959) などを演出した。

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デジタル大辞泉の解説

シーモノフ(Konstantin Mikhaylovich Simonov)

[1915~1979]ソ連の小説家・劇作家・詩人。常に時代に即した国際的なテーマを取り上げた。小説「夜となく昼となく」、戯曲「ロシアの人々」など。

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百科事典マイペディアの解説

シーモノフ

ロシア(ソ連)の作家。ゴーリキー文学大学卒。詩人として出発,第2次大戦中に書いた戯曲《ロシアの人々》で有名になり,スターリングラード戦を描いた長編《夜となく昼となく》(1944年)で国際的にも知られた。

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世界大百科事典 第2版の解説

シーモノフ【Konstantin Mikhailovich Simonov】

1915‐79
ソ連邦の作家。ペトログラード(現,サンクト・ペテルブルグ)に生まれる。ゴーリキー文学大学を卒業後,詩人として出発し,第2次大戦中に書いた戯曲《ロシアの人々》(1942)とスターリングラードの攻防戦を描いた長編《昼となく夜となく》(1944)で文名を確立した。戦後は冷たい戦争を主題とした戯曲《プラハの栗並木の下で》(1946),《ロシアの問題》(1946),ノモンハン事件を描いた長編《戦友》(1952)などを発表する一方,作家同盟書記として党の文芸政策を推進した。

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大辞林 第三版の解説

シーモノフ【Konstantin Mikhailovich Simonov】

1915~1979) ソ連の作家。従軍記者体験に基づく戦争文学に優れる。小説「夜となく昼となく」、戯曲「ロシアの人々」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シーモノフ
しーものふ
Константин Михайлович Симонов Konstantin Mihaylovich Simonob
(1915―1979)

ロシアの小説家、劇作家。ペトログラード(サンクト・ペテルブルグ)生まれ。1938年ゴーリキー文学大学卒業。叙事詩『勝利者』(1937)、『バーベル・チョールヌイ』(1938)、詩集『旅の詩』(1939)などで認められ、第二次世界大戦中は従軍記者として活躍、多くの叙情詩、歌などを書き広範な人々に愛唱され、さらに戯曲『ロシアの人々』(1942)で戦う兵士たちを描き、好評を得た。その文名を高からしめたのは、スターリングラード(ボルゴグラード)攻防戦を語る長編小説『夜となく昼となく』(1944。46年ソ連国家賞受賞)である。戦後は『戦友』(1952)、『生者と死者』(1959)、『兵士として生まれるにあらず』(1964)など、第二次大戦を歴史的に描く壮大な連作長編を書いた。ほかに冷たい戦争を題材とした戯曲『プラハの栗(くり)並木の下で』(1946)など多数の作品がある。つねに今日的主題と取り組んでいる。[草鹿外吉]

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