ジェット(英語表記)Getto, Giovanni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジェット
Getto, Giovanni

[生]1913. イブレーア
イタリアの文学史家。ピサ大学卒業後,高等師範学校で L.ルッソに師事した。 1948年からトリノ大学教授。ダンテから現代詩までの広い視野と開かれた学究態度は,E.サングィネーティ,G.バルベリ・スクァロッティなど,前衛詩人,小説家,評論家を門下に輩出させた。主著『イタリア文学史の歴史』 Storia delle storie letterarie (1942) ,『20世紀の詩人,評論家その他』 Poeti,critici e cose varie del Novecento (53) ,『イタリア文学史』 Storia della letteratura italiana (72) 。

ジェット
jet

(1) 噴流。小さな孔から広い空間に流れが噴出するような形態の通称。 (2) 入射エネルギー約 1012eV 以上の陽子,中性子,中間子などと原子核とが衝突して多重発生した中間子が前方に集中して放出される現象。原子核乾板では飛跡が束状に前方に鋭く集中し,ちょうど高速流体の噴出に似るので,この名がある。

ジェット
Joint European Torus; JET

ECにおいて共同で開発された,トカマク型核融合試験装置の略称。 EC共同出資で,イギリス,カラム研究所 (オックスフォード郊外,アビングドン) において開発・建設された。 1983年よりプラズマ核融合実験運転を開始している。日本の JT-60,アメリカの TFTR,ロシアのT-15とともに世界の4大トカマクと呼ばれ,ブレークイーヴン条件を目指して,成果を上げている。開発は,EC加盟国の共同運営でユーラトムが行ない,研究者は全ヨーロッパから集められている。真空容器の大きさは大半径 2.96m,小半径は 2.1× 1.25mで,トロイダル磁界は他の大型トカマク装置より小さいが,プラズマ電流を 7MAと大きくし,プラズマの性能も確実に上昇している。 95年までにプロジェクトを終了する予定で,最終実験では,実際に三重水素を使用し,熱核融合反応を実証する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジェット【jet】

噴流ともいう。一方向に集中した細い流体の流れ。細い孔や管から連続的に流体を噴出させて作るが,間欠的なものをとくにパルスジェットpulse jetという。流速が速ければ運動量の流れが大きく,その反作用を利用して推進力を得るのがジェットエンジンである。大気中の成層圏と対流圏の境目付近の数ヵ所に現れる強風は,ジェット状でジェット気流と呼ばれ,ときには80m/s以上の速度に達することもある。【橋本 英典】

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大辞林 第三版の解説

ジェット【jet】

細い穴から連続的に噴き出る流体。
〘物〙 高エネルギーの素粒子が原子核と衝突して、その延長線上に中間子の多重発生を起こす現象。

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