スバ(その他表記)Suva

デジタル大辞泉 「スバ」の意味・読み・例文・類語

スバ(Suva)

フィジー共和国首都南太平洋フィジー諸島の主島であるビチレブ島の南東岸に位置する港湾都市。1970年にフィジーが独立するまで英国の植民地行政府が置かれた。インド系住民が多い。南太平洋最大規模の大学がある。人口、行政区8万(1996)。

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精選版 日本国語大辞典 「スバ」の意味・読み・例文・類語

スバ

  1. ( Suva ) 南太平洋西部にあるフィジー諸島共和国の首都。フィジー諸島の主島ビチ‐レブ島の南東岸に位置する。南太平洋の商工業中心地

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改訂新版 世界大百科事典 「スバ」の意味・わかりやすい解説

スバ
Suva

南太平洋,フィジーの首都。同国の主島ビティ・レブ島南東にあるスバ半島の西側に位置する。人口21万(2003)。初期にはオバラウ島レブカがフィジーの中心地で,多数のヨーロッパ人が居住していたが,1882年にイギリス植民地の主都がスバに移転した。良港のためフィジーの海の玄関となり,また南太平洋における商工業の中心地として栄えている。南太平洋大学があり,周辺の太平洋諸国の学術上の中心としての役割も果たしている。人口のうえでは商業などに従事するインド人が最も多く,ついでフィジー人が多いが,そのほかにもヨーロッパ人,中国人,太平洋諸島の人々など,きわめて多種民族が住んでいる。雨量が多く,年間3000mmに達する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スバ」の意味・わかりやすい解説

スバ
すば
Suva

南西太平洋、フィジーの首都。フィジー諸島の主島ビチ・レブ島南東岸に位置する。良港で、古くから太平洋の十字路にある自由港として栄え、現在では世界一周の豪華客船も寄航する。人口17万7300(2003推計)。1970年にフィジーが独立するまではイギリスの植民地政庁があり、南西太平洋を支配するイギリス総督が駐在した。そのためイギリス系の銀行、商社、百貨店が多い。また、19世紀末からサトウキビ農園の労働者として多数のインド人が流入したため、人口構成ではインド系フィジー人がフィジー系フィジー人を上回る。コプラ、砂糖、果実を輸出し、やし油工場もある。また、南太平洋大学、カーネギー図書館、博物館、植物園があり、観光客も多い。

[大島襄二]

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百科事典マイペディア 「スバ」の意味・わかりやすい解説

スバ

フィジーの首都。ビティ・レブ島南東岸の港湾都市。行政,商業の中心。砂糖,コプラ,バナナ,金などを輸出。インド系住民が多い。南太平洋大学があり,周辺の太平洋諸国の学術上の中心。南太平洋諸国の協議機関,南太平洋フォーラム(SPF)の事務局所在地。17万3137人(2007)。
→関連項目フィジー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スバ」の意味・わかりやすい解説

スバ
Suva

南太平洋,フィジーの首都。同国最大の島ビティレブ島南東岸に位置。フィジー第1の港湾都市であると同時に南太平洋最大の都市。民族構成も多彩で,先住民フィジー人と,インド人が二大グループをなす。自由港をもつ観光都市であり,コプラ加工,たばこ,石鹸,醸造などの工業がある。博物館,サウスパシフィック大学があり,国際航路の寄港地。国際空港のあるナンディと航空路,道路で結ばれている。人口 8万5691(2007)。

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