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スワップ取引 すわっぷとりひき

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

スワップ取引

外国為替取引において、直物為替で売買するのと同時に、それと反対の先物為替を同額で売買を行うこと。この取引は通貨スワップと呼ばれ、日本企業が海外市場のメリットを活用しながらも、実質的に円の債券を発行したのと同じ効果を上げられる。円なら円、ドルならドルというように同一の通貨で異なる金利を交換する取引を金利スワップと言う。通貨スワップや金利スワップは金融派生商品デリバティブ)の一種である。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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知恵蔵2015の解説

スワップ取引

金利または通貨等の異なるキャッシュフローを一定期間交換する取引。当事者間の合意による相対(あいたい)取引である。同一通貨間で金利(固定金利変動金利を交換する形態と、種類の異なる変動金利間で交換を行う形態がある)を交換する金利スワップ、異種通貨間で金利・元本を交換する通貨スワップ、異種通貨間で金利を交換するクーポンスワップ、株価指数と金利等を交換するエクイティ・スワップ等がある。1981年に世界銀行IBMの間で行われた通貨スワップが始まりとされ、資金調達コストの削減や調達資金の金利変動リスクを回避する目的等で利用されている。例えば、将来的な金利の低下を見込む固定金利建てローンの利用者は、より低金利で設定された変動金利建てローンの金利と交換し、金利負担の軽減を図ることになる(金利スワップ)。また、広義には、直物為替及び先物為替の反対売買を同額だけ行う取引(チェンジ・オーバー)も指す。直物為替とは現時点での通貨の交換であり、先物為替とは将来のある時点での通貨の交換である。自己の外国為替持ち高の調整や資金の過不足の調整等に用いられる。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

スワップ‐とりひき【スワップ取引】

当事者間で取り決めた条件に基づいて、将来の一定期間に決められた回数だけ、現在価値が等しいキャッシュフローを交換する取引。デリバティブ取引の一つ。金利スワップ通貨スワップエクイティースワップなどがある。
外国為替取引で、直物(じきもの)為替の売買を行うと同時に、それと反対の売買を先物為替について同額行うこと。チェンジオーバー為替スワップ。→アウトライト取引

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百科事典マイペディアの解説

スワップ取引【スワップとりひき】

swap transactionの訳語。外国為替取引の一方法で,スワップとは交換の意。直物為替を買う(または売る)と同時に同額の先物為替を売る(または買う)というように受渡期を異にする同額為替を同時に売買する取引をいう。
→関連項目デリバティブ

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会計用語キーワード辞典の解説

スワップ取引

同じ価値をもつ資金の動き(キャッシュ・フロー)を交換する取引のことです。

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世界大百科事典 第2版の解説

スワップとりひき【スワップ取引 swap transaction】

外国為替取引の一種で,同一の相手方との間で直物(じきもの)為替(直物為替・先物為替)の売買と同時に,それと反対方向の同額の先物為替の売買を行う取引をいう。たとえば,銀行間取引においてA行がB行との間で100万ドルの直物為替を買うと同時に,100万ドルの3ヵ月物の先物為替を売る場合がこれである。銀行のスワップ取引は,資金調整上の必要と為替持高調整の目的から行われる。前者は,たとえば3ヵ月間ポンド資金を必要とし,ドル資金に余裕があった場合,ドルを対価にポンドの直物為替を買うと同時に,3ヵ月先物で同額のドル買い・ポンド売りの取引を行う。

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大辞林 第三版の解説

スワップとりひき【スワップ取引】

外国為替取引で,直物為替の売りまたは買いと,先物為替の買いまたは売りを同時に同額で行うこと。為替予約期間の延長,為替持高調整などの理由で行われる。スワップ。チェンジ-オーバー。 → アウトライト取引
一定期間,現在価値が等価のキャッシュ-フローを交換する取引。金利スワップ・通貨スワップなど。 → 現在価値キャッシュ-フロー

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スワップ取引
スワップとりひき
swap transaction

外国為替売買方式の一つで,為替スワップ取引と通貨・金利スワップ取引の2つがある。為替スワップ取引とは,為替リスクを排除するため,直物取引先物取引を同時に行う為替取引を指す。通貨・金利スワップ取引とは,複数の債務の,ある特定の債務要因を当事者 (通常は債務者同士) が相互に代替し合う取引をいう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スワップ取引
すわっぷとりひき
swap transaction

外国為替(かわせ)取引の一種で、為替売買の両当事者が、直物(じきもの)為替(現物為替)の売買と同時に、それと同額の反対方向の先物為替の売買を交差的に行う取引をいい、チェンジ・オーバーchange overともいう。たとえば、AがBから10万ドルの直物為替を買うと同時に、Bに対して10万ドルの3か月物の先物為替を売るようなケース(直買先売(じきがいさきうり))がこれである。この逆の先買直売(さきがいじきうり)ももちろんスワップ取引である。
 スワップ取引は、金利裁定の際に裁定期間中の為替リスクを回避するためや、為替銀行の資金調整あるいは為替持高調整の手段として利用される。[土屋六郎]

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世界大百科事典内のスワップ取引の言及

【外国為替市場】より

…これは,特定の政策目的をもって為替相場に影響を与えるために行われ,この取引は市場介入(日本では〈平衡操作〉)と呼ばれる。 銀行間取引を大別すると,直物取引,先物取引およびスワップ取引に分かれる。直物取引は,取引の対価の受渡しが原則として取引日の翌々営業日(2営業日目)に行われるものである。…

【直物為替・先物為替】より

金利裁定取引の場合は,投資してから資金を回収するまでに為替相場が変動するリスクがあるため,投資した時点で回収する外貨分の先物売予約をしておく必要がある。したがってこの場合は,投資のための直物取引と同時に,同額で反対の先物予約を行うのが一般的であり,これをスワップ取引という。 以上のような為替リスク回避のための先物為替の利用とは別に,かえって為替相場の変動を利用して利益を得ようとする先物取引もある。…

【スワップ協定】より

…スワップswapとは本来〈物々交換〉を意味する英語であるが,民間の外国為替取引においては為替リスクを避け,かつ金利差を利用し有利な資金調達を図るために,売買が逆方向で金額の等しい直物(じきもの)為替と先物為替を抱き合わせて行う取引の意味(スワップ取引ともいう)である。 これに対しスワップ協定は中央銀行間のスワップに関する協定である。…

【東京外国為替市場】より

…このような東京外国為替市場で取引される外貨は,円を対価とする米ドル(ドル・円取引)が圧倒的シェアを有し,その他の外貨取引は米ドル対価で行われ,この種取引はクロス取引と呼ばれる。 市場取引には,直物取引,先物取引およびスワップ取引の3種類がある。直物取引は,資金の受渡しが取引約定日の当日または2営業日以内に行われるものをいうが,実際の取引は2営業日渡しが中心である。…

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