コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スンナ スンナ Sunnah

5件 の用語解説(スンナの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スンナ
スンナ
Sunnah

イスラムの預言者マホメットの言行をいう。元来は「慣行」「行為」を意味するアラビア語で「先祖たちの慣行」 sunnah al-awwalīn,「神の行為」 sunnah Allāhとしてコーランにみえている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

スンナ(〈アラビア〉Sunnah)

イスラム教で、ムハンマドの言行の伝承に基づく範例・伝統。イスラム以前のアラブ部族社会では、父祖伝来の伝統や慣行をさした。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

スンナ【sunna】

イスラム以前では,この語は各部族の〈先祖代々踏みならわされてきた道〉の意に用いられていた。コーランでは,〈昔の人々のやり口〉〈慣行〉(8:38,35:43など),〈神の慣行〉(17:77,33:62など)のように,神に遣わされた使徒たちを否認し迫害して受けた神罰に関連して用いられている。イスラムにおける最も典型的な用法は,〈預言者のスンナ〉つまりムハンマドの範例・慣行のことであり,一般に正しい伝統,ムスリムの守るべき正しい基準を意味する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

スンナ【Sunnah】

〔慣習の意〕
イスラム教で、預言者ムハンマドが生前に実践していた慣行。一般のイスラム教徒が従うべき規範とされる。コーランに次ぐ第二の法源で、預言者の言行録(ハディース)の研究から確定される。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スンナ
すんな
Sunnah

イスラム教において信徒の規範となる古来実践されてきた慣行、範例を意味する。イスラム教以前のジャーヒリーヤ時代(無明時代)のアラビア半島では、先祖代々踏襲してきた習慣や行動様式を遵守するのが重要な徳目と考えられ、その際の行動の範例がスンナと称された。しかしイスラム教の誕生によって信徒の信仰や行動の模範として預言者ムハンマド(マホメット)のことばや行動が中心的意味をもつようになり、スンナとは預言者ムハンマドの示した範例をとくにさすようになった。信徒の信仰や行動の規準は、まず神の啓示である聖典コーランに求められるが、コーランの記述は信徒の複雑多岐にわたる実際の生活を律するには不十分であり、預言者ムハンマドに帰せられることばや行動や暗黙の了解のなかにそれを補う規範をみいだすようになる。スンナはこのようにイスラム法の基礎を形づくる第二の法源となった。この預言者の言行は、預言者と同時代に生きた「教友たち」(サハーバ)によって伝承され、さらに後代に伝えられた。スンナを含むこの預言者の言行は記録され、「ハディース」を形成する。スンニー派とは、このように教友たちを通して共同体のなかに伝承された預言者のスンナに従う者たちの意味である。シーア派のスンナの観念は単に預言者ムハンマドのものだけでなく、彼を継ぐイマーム(教主)たちの言行に体現する範例まで含む。そのほか、イスラム法で人間の行う行為全体を分類する場合に用いる五範疇(はんちゅう)の第二の推奨行為(マンドゥーブ)もスンナとよばれる。[鎌田 繁]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

スンナの関連キーワードサイイドシャリーフペルシア文学汎イスラム主義イスラム聖戦機構ザムザムの泉イスラム諸国会議イスラム神秘主義イスラム教のスカーフマジュリス

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

スンナの関連情報