スーズダリ(英語表記)Suzdal'/Суздаль

デジタル大辞泉の解説

スーズダリ(Suzdal'/Суздаль)

ロシア連邦西部、ウラジーミル州の都市。州都ウラジーミルの北約30キロメートル、カメンカ川沿いに位置する。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。12世紀にロストフスーズダリ公国、続いてウラジーミルスーズダリ公国の首都が置かれた。14世紀末にモスクワ大公国の一部になり、以降18世紀頃までロシア正教会の中心地として栄えた。1992年に「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されたクレムリン(城塞)内のロジュジェストベンスキー聖堂スパソエフフィミエフ修道院をはじめ、歴史的建造物が数多く残っている。

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世界大百科事典 第2版の解説

スーズダリ【Suzdal’】

ロシア連邦西部,ウラジーミル州にある古都。ウラジーミルの北方35kmに位置する。人口1万2100(1993)。記録上の初見は1024年。12世紀前半,ユーリー・ドルゴルーキー公の治世にロストフ・スーズダリ公国の首都となる。一時ウラジーミル・スーズダリ公国に含まれるが,13世紀には独立したスーズダリ公国の,14世紀前半にはスーズダリ・ニジェゴロド公国の首都となった。(〈ウラジーミル大公国〉の項参照)14世紀末モスクワ大公国の支配下に入って以来政治的意味を失ったが,宗教的意味は保持し続け,主教座,16世紀から19世紀までは大主教座がおかれていた。

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世界大百科事典内のスーズダリの言及

【ロストフ・スーズダリ公国】より

…中世ロシアの一公国で,キエフ・ロシアが細分状態に陥っていた時代にその北東に存在した。ロストフ,ついでスーズダリがその中心であったが,12世紀後半に都がウラジーミルに移され,ウラジーミル・スーズダリ公国と呼ばれ,キエフが没落していく中でウラジーミル大公国と称した。モスクワもこの公国の辺境に位置する町であった。…

※「スーズダリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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