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ズッキーニ(英語表記)Cucurbita pepo L.; zucchini

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ズッキーニ
Cucurbita pepo L.; zucchini

ウリ科カボチャ属の一年草で,ペポカボチャ Cucurbita pepo の変種。サマースカッシュ summer squash,フランス語でクルジェット courgetteともいう。和名つるなしカボチャ原産地はアメリカ合衆国南西部からメキシコ北部。細長い円筒状で,果皮は濃緑色や黄色でつやがある。外観はキュウリシロウリ(白瓜)に似ているが,味はナスに近い。南フランスの代表的な野菜の煮込み料理ラタトゥイユに用いられるほか,薄く輪切りにしたものをサラダにしたり,シチュー,グラタン,炒めもの,フリッターなどにもよく使われる。黄色い花を食べることもある。

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百科事典マイペディアの解説

ズッキーニ

ウリ科の一年草。ペポカボチャの一種で,果実を食用とする。ヨーロッパ原産。生育適温は18〜23℃。生育は早く,つるは伸びずに繁茂する。春まきして夏から秋にかけて収穫する。果実は緑色で細長く,見かけも味もキュウリに似ている。生食したり,いためものやピクルスなどに利用する。

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大辞林 第三版の解説

ズッキーニ【zucchini】

カボチャの一種。北米南部・メキシコ原産。果実は形がキュウリに似ており、果皮は緑色または黄色。若い果実をフライや炒いため物などにする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ズッキーニ
ずっきーに
zucchini英語
courgetteフランス語
[学]Cucurbita pepo melopepo

ウリ科カボチャ属に分類される植物の一種でペポカボチャの近縁種である。果実を食用とする。原産地は北アメリカ南部からメキシコだが、ヨーロッパで定着した。日本に輸入されたのは1977年(昭和52)で、翌年には長野県で栽培が始まり、流通しているもののほとんどが国内産になっている。緑色、黄色、円型の3種があり、開花3~4日後の直径3~4センチメートル、長さ20センチメートル前後の未熟果を食するが、花つきの早取りしたものも利用できる。日本では緑色でキュウリの大形のような形のものが多く、味はくせがなく淡白だが、淡い苦味があることもある。加熱調理するとうまみを吸っていろいろな料理に使うことができる。とくに新鮮なものは生食もできるが、トマト味の野菜の煮込みであるラタトゥユには欠かせない。中をくりぬいて詰め物をして揚げたり、蒸したり、フライにしたりする。そのほか炒(いた)め物、ポタージュスープ、てんぷらの材料などにも使われる。またナムルにして韓国料理にも利用されている。旬(しゅん)は夏であるが、ほぼ一年中流通している。冬の一時期のみアメリカ、フランスからの輸入品が出まわることもある。新鮮なものは皮が光沢をもち、はりがあり、大きすぎず、適度なやわらかさをもつ。ほかのカボチャに比べて水分が多く、糖質が少ない。ビタミンA、Cが豊富でカロチンはとくに多い。カロリーが低く、利尿作用があり、便秘症にも効果がある。[田中伶子]
『野口新生監修『舶来新食品大全』(1987・テレビ朝日) ▽辻調理師専門学校監修『料理食材大図鑑 マルシェ』(1995・講談社) ▽『食材図典』(1995・小学館)』

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