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ズナニエツキ ズナニエツキ Znaniecki, Florian Witold

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ズナニエツキ
ズナニエツキ
Znaniecki, Florian Witold

[生]1882.1.15. スビアトニキー
[没]1958.3.23. イリノイシャンペーン
ポーランド生れのアメリカ社会学者。フランスおよびスイスで学んだあと,クラクフ大学で哲学博士号を取得。 1914年アメリカの社会学者 W.I.トマスと出会い,彼との共同研究のためにシカゴ大学へ移った。

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世界大百科事典 第2版の解説

ズナニエツキ【Florian Witold Znaniecki】

1882‐1958
ポーランド出身の社会学者。1910年クラクフ大学でPh.D.の学位を得る。ポズナン大学で社会学教授となるが,ナチスの圧迫を避けてアメリカに渡ってイリノイ大学教授となり,ヨーロッパ社会学のアメリカへの導入に貢献した。著書には機能主義の立場に立った《社会学方法論》(1934)などがあるが,最も有名なものは,アメリカの社会学者トマスWilliam I.Thomas(1863‐1947)と協力して行った,アメリカに移住したポーランド農民の適応に関する研究であり,トマスとの共著《ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民The Polish Peasant in Europe and America》(1918‐20)にまとめられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ズナニエツキ
ずなにえつき
Florian Witold Znaniecki
(1882―1958)

アメリカの社会学者。ポーランド生まれ。ワルシャワジュネーブチューリヒ、パリ、クラクフの各大学で学び、1909年クラクフ大学で学位を受ける。1914年W・I・トマスによってシカゴ大学に招かれ、彼とともに『ヨーロッパおよびアメリカにおけるポーランド農民』5巻(1918~1920)を著す。1920年代の早くにポーランドへ帰り、ポズナン大学で社会学の教授となる。1930年代、二度にわたりコロンビア大学の教壇に立つが、二度目には戦火のため帰国できず、アメリカにとどまり、イリノイ大学で教職につく。先のトマスとの共同研究が高く評価されているが、文化的データや人間係数についての見解、知識と価値と行動に関する考察にみられるヒューマニスティックパースペクティブ(人間論的視角)でも知られる。当初は社会的行為社会関係、社会的パースン、社会集団という四つの視点から、最終的には社会関係、社会的役割、社会集団、社会という四つの視点から、社会学の主題である社会諸体系の考察が試みられた。『社会学の方法』(1934)、『知識人の社会的役割』(1940)などの著作がある。[山岸 健]
『下田直春訳『社会学の方法』(1971・新泉社) ▽F・ズナニエツキー、W・I・トマス著、桜井厚訳『生活史の社会学』(1983・御茶の水書房)』

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世界大百科事典内のズナニエツキの言及

【社会心理学】より

… 20世紀のアメリカでは,経験的方法の土台の上で心理学的傾向の強い研究が隆盛をみる。その先駆としては,コミュニケーションや相互作用を重視して自我の形成を論じたC.H.クーリーやG.H.ミード,ポーランドからの移民の実証研究にもとづいて価値,態度(ことに状況規定)と社会行動とのかかわりに照明をあてたトマスW.I.ThomasとF.ズナニエツキらがあげられる。また本能論衰退後に盛んになる行動主義の説は,実験的研究を促進するほか,行動に及ぼされる後天的な習慣や環境要因の重要性に注意を喚起した。…

【都市社会学】より

…都市生活の実態をふまえて,都市,都市の地域・地区,都市圏の現状,動態,変貌を解明しようとする特殊社会学の一分野。都市社会学の研究は,1920年代にアメリカで当初は人間生態学の観点から行われ,C.ブースの《ロンドン民衆の生活と労働》(全17巻,1902‐03),トマスWilliam I.Thomas(1863‐1947)とF.W.ズナニエツキーの共著《ヨーロッパおよびアメリカにおけるポーランド農民》(1918‐20),シカゴ学派のR.E.パーク,E.W.バージェス,R.D.マッケンジーによる共著《都市》(1925)が注目される。都市研究の観点と方向とを理論的に明らかにした《都市》は,その後の都市社会学研究の出発点となった。…

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