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セキショウモ

百科事典マイペディアの解説

セキショウモ

トチカガミ科の多年生水草。北海道〜九州,東南アジアに分布し,湖沼やため池,河川などの泥にはえる。沈水性で,走出枝を伸ばし,先端に新苗をつける。葉は線形,長さは水深により異なり10〜80cm,幅5〜7mm,半透明。水媒花雌雄異株。夏〜秋に開花する。雄花葉腋につき,膜質包葉に包まれ,成熟すると母株を離れ,水面に浮かんで開花。雌花はらせん状の長い柄の先につき,水面に咲く。めしべは2本,果実は線形でさやに包まれる。近縁コウガイモは葉の幅が広く,5〜10mm,走出枝には微細な突起があってざらつき,縁の鋸歯(きょし)はふつう著しい。

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世界大百科事典 第2版の解説

セキショウモ【Vallisneria natans (Lour.) Hara】

池や小川の水に沈んではえるトチカガミ科多年草イラスト)。葉はすべて根生する。株もとから白い走出茎が出て泥の中を横にはい,先に新しい株をつくる。葉は線形,扁平で長さ30~70cm,幅4~10mm,縁に不明りょうな鋸歯がある。雌雄異株で8~10月に開花する。雄花は小さく,径が約0.5mmで,葉腋(ようえき)の苞鞘(ほうしよう)の中に多数でき,花柄が切れて水面に浮き上がり,水流に流されて雌花に達し受粉する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セキショウモ
せきしょうも / 石菖藻
[学]Vallisneria natans (Lour.) Hara

トチカガミ科の沈水性多年草。根茎は表面が平滑で、節から葉を叢生(そうせい)する。葉はリボン状で長さ10~80センチメートル、幅5~8ミリメートル、黄緑色で縁(へり)の上方に微鋸歯(きょし)がある。名は、葉がサトイモ科のセキショウに似るのに由来する。雌雄異株。8~10月に開花する。雄花は雄株の基部に数個できる包鞘(ほうしょう)内に多数つき、萼片(がくへん)3枚、雄しべ1本、水面に白色で球状の花粉を出す。雌花は螺旋(らせん)状に巻いた花茎の先の包鞘内に1個つき、水面で開花、受粉後、水中に長さ約2センチメートルの果実をつくる。池沼や小川に生え、日本全土、およびアジアに広く分布する。[大滝末男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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