コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

セルトリウス セルトリウス Sertorius, Quintus

3件 の用語解説(セルトリウスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セルトリウス
セルトリウス
Sertorius, Quintus

[生]前123頃.ヌルシア
[没]前72. ヒスパニア
古代ローマの政治家。ヒスパニアの反乱指導者。法学,修辞学を学び,前 105,前 102年2度ガリア人と戦う。前 83年法務官 (プラエトル ) 。 G.マリウスを支持して L.スラに追われヒスパニアからアフリカへ逃れた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

セルトリウス【Quintus Sertorius】

?‐前72
サビニ族出身のローマの政治家。対キンブリ,テウトニ戦,スペイン住民討伐等で現地通ぶりを発揮した。護民官に立候補したが,スラの妨害を受け,内乱ではマリウス派に参加,しかしその恐怖政治には嫌悪を示した。スラ軍がローマ市に迫った前83年,海外拠点を求めて総督としてスペインに赴任。一時はスラ派の討伐軍のためマウレタニアに追われたが,ここで王族内紛に関与して勢力を得,スペインに帰還した。名将としてのカリスマ性とローマ文化普及策で原住民掌握に成功し,ゲリラ的戦術でスラ派の総督を破ってこの地にマリウス派亡命政権を樹立。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セルトリウス
せるとりうす
Quintus Sertorius
(前122―前72)

古代ローマ、共和政末期の将軍、政治家。イスパニアを舞台に反ローマ運動を指導した。騎士の家に生まれ、聡明(そうめい)と雄弁で知られる。マリウス派(民衆派)に属し、上イスパニア総督に任命されたが(前83)、スラに追放されてアフリカに逃れ、ルシタニア人に招かれてふたたびイスパニアに上陸した(前81)。原住民の要求を理解し、土着諸部族の支持を得て、追放された民衆派ローマ人とともに、ここに独自の元老院を設け、海賊やポントスのミトリダテスと同盟してローマと対決した。派遣されたローマ軍をゲリラ的戦闘でしばしば破ったが、紀元前74年ごろからメテルス、ポンペイウス指揮下のローマ軍の攻勢で、不利な状況に追い込まれ、前72年に部下によって暗殺された。[土井正興]
『河野与一訳『プルターク英雄伝 セルトリウス』(岩波文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

セルトリウスの関連キーワードサビニ人グラックスパクスローマーナローマンブリテンローマの泉ローマの松ローマの祭フェリーニのローマローマの祭りカトー[大]

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone