タイミンタチバナ(大明橘)(読み)タイミンタチバナ(英語表記)Rapanaea neriifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

タイミンタチバナ(大明橘)
タイミンタチバナ
Rapanaea neriifolia

ヤブコウジ科の常緑小高木で,アジア東部に分布する。房総半島と東海以西の暖地の林内に普通に生える。葉は互生し,長さ5~15cmの倒披針形または線状長楕円形で,質厚く光沢があり,全縁で毛はない。雌雄異株。4月頃,葉腋に多数の花が固まって開く。花冠は径3~4mmで5裂し,紫がかった白色暗紫色斑点がある。果実球形で径5~7mmあり,晩秋の頃には紫黒色に熟する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android