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チチブコウモリ(秩父蝙蝠) チチブコウモリEastern barbastelle

世界大百科事典 第2版の解説

チチブコウモリ【チチブコウモリ(秩父蝙蝠) Eastern barbastelle】

翼手目ヒナコウモリ科の哺乳類。トウブチチブコウモリともいう。全身黒色に近く,顔が扁平で中型の虫食性のコウモリ。日本では1883年埼玉県秩父郡で1頭初めて採集された。和名はこの地名に由来する。カフカスからインド北部,中国西部および日本(北海道・東北・関東・中部地方)に分布するが,どの地域でもきわめてまれである。日本では人家内,洞窟内に単独で冬眠し,夏の活動期にミズナラ,カラマツなどの混交林にすむ。前腕長40~42mm,頭胴長49~62mm,鼻孔が大きく,吻(ふん)の先に毛で覆われた球形の突起とその両側に深い溝をもち,三角形の耳介は頭頂部で合一し,体は濃い黒茶色を呈する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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