チュチュ

デジタル大辞泉 「チュチュ」の意味・読み・例文・類語

チュチュ(〈フランス〉tutu)

バレリーナが着用するスカート。薄いチュールなどを何枚も重ねたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「チュチュ」の意味・読み・例文・類語

ちゅ‐ちゅ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 雀などの鳴き声を表わす語。
    1. [初出の実例]「あるひは雀はちゅちゅで烏(からす)はかあかあとも云ふ」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一〇)
  3. 酒や汁などをすする音や接吻する音などを表わす語。ちゅうちゅう。
    1. [初出の実例]「その儘直にチュチュと寄あふ口が三三九度」(出典:人情本・春情花の朧夜(1860頃か)二)

チュチュ

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] tutu ) バレリーナがつけるスカート。薄く張りのある生地を何枚も重ねたもの。

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百科事典マイペディア 「チュチュ」の意味・わかりやすい解説

チュチュ

バレエの女性舞踊手用スカート。薄い布を何枚も重ねたもので,《白鳥の湖》などで用いられる丈の短いものをクラシック・チュチュ,《ジゼル》などでの長いものをロマンティック・チュチュと呼ぶ。タリオーニが《ラ・シルフィード》で用いたのが始まりといわれる。→ロマンティック・バレエ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュチュ」の意味・わかりやすい解説

チュチュ
tutu

モスリンチュールなどの薄地を何枚も重ねてつくる古典バレエの女性舞踊者用スカート。本来尻を意味するフランス幼児語 cucuが変形した語。 1832年パリのオペラ座での『ラ・シルフィード』初演の際に創案され,以後古典バレエの代表的服装の一つとなった。当初膝下までの長いものはロマンチックチュチュ,以後のごく短いものはクラシックチュチュと呼ばれる。

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知恵蔵 「チュチュ」の解説

チュチュ

元来はフランスの幼児語で「お尻」のこと。バレエではスカートのことを指す。空気をはらむように、薄いモスリンなどの布を何枚も重ねて作る。ロマンティック・バレエ時代のチュチュは紡錘型でふくらはぎまでの長さがあったが(これをロマンティック・チュチュと呼ぶ)、クラシック・バレエ時代にはぐっと短くなって腰から水平に張り出すようになる(クラシック・チュチュ)。

(鈴木晶 舞踊評論家 / 2008年)

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デジタル大辞泉プラス 「チュチュ」の解説

チュチュ〔実在動物〕

東京都台東区、東京都恩賜上野動物園で誕生したジャイアントパンダのオス。1985年6月27日生まれ。日本で初めて誕生したパンダだったが同月29日に死亡

チュチュ〔キャラクター〕

任天堂ゲームゼルダ伝説」シリーズに登場する敵キャラクター。スライム状で、さまざまな色のものがある。

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世界大百科事典(旧版)内のチュチュの言及

【バレエ】より

…ブラシスと同時代,すなわち19世紀初頭を飾る最も大きな名前はM.タリオーニである。彼女の踊った《ラ・シルフィード》(1832)は,いわゆるロマンティック・バレエの成功を決定的にしたものであるが,同時にこのバレエで初めて用いられた特殊なスカートは,今日バレエの制服と考えられているチュチュである。それは純白のオーガンディーとチュールを幾枚も重ねた,釣鐘形のふわふわした軽い霞のようなスカートである。…

※「チュチュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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