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チュルゴ

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百科事典マイペディアの解説

チュルゴ

フランスの重農主義経済学者,政治家。農業だけが生産的だとするケネーらの流れをくみながら,商工業にも利潤が生じるとし,資本制借地農業の利益を唱道。知事・大臣として純収益への土地単一税,賦役特権の廃止などの改革を実行,そのため失脚。
→関連項目ルイ[16世]

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世界大百科事典 第2版の解説

チュルゴ【Anne‐Robert‐Jacques Turgot】

1727‐81
フランスの行政官,政治家,経済学者。代々宮内審理官や地方長官(アンタンダン)等の高級行政官を出した名門貴族の家に,パリで生まれた。父はパリ高等法院評定官やパリ市長を務めた。はじめ神学の教育をうけ,ソルボンヌ学寮に入ってからは神学だけでなく哲学,言語学,数学,経済学等広範な分野の研究をおこない,《百科全書》への参加の基礎を作った(のちに,〈語源学〉〈指定市場〉〈財団〉等数項目を執筆)。また,ソルボンヌ学寮長にもなった。

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世界大百科事典内のチュルゴの言及

【啓蒙思想】より

…一般的にいえば,古代から〈暗黒時代〉とみなされる中世を経て同時代にいたるまで,人間理性の光は大局的に〈進歩〉の道をたどって来たとする考えが,啓蒙時代には大勢を占めていた。チュルゴー,コンドルセらにその典型的な表現がみられる。レッシングらにおいて,人類史を開化に向けての人類の教育と見る考え,またビュフォンらにおいて人類をも一環とした,より包括的な自然の歴史,生命の歴史への関心が見られることは注目に値する。…

【重農主義】より

…18世紀の後半,フランス絶対王政は,特権的独占商人や奢侈品(しやしひん)工業の保護育成を中心とするフランス型重商主義政策(コルベルティスムcolbertisme)や,金融政策を中心とする商業主義(ジョン・ローの体制)によって,経済的にも財政的にも破綻(はたん)に(ひん)し,体制的危機に直面した。その再建策として大農経営の発展を提唱したF.ケネーを創始者とし,その自然法思想や政策的主張や経済学説を祖述し発展させたV.R.ミラボー(ミラボー侯),P.S.デュポン・ド・ヌムール,メルシエ・ド・ラ・リビエール,A.N.ボードー(ボードー師),G.F.ル・トローヌ,A.R.チュルゴなどを代表者とする一団の経済学者に共通する経済思想・政策的主張・理論体系を一括して示す名称。重農思想の先駆者としてはケネーよりも前に,17世紀から18世紀初めにかけて活躍したP.Le P.ボアギュベール,J.ボーダン,R.カンティヨンなどをあげることができるが,ケネーは単なる農業重視ではなく,資本制的大農経営を重視した点で決定的に異なっている。…

【世界史】より

… このように地球上にはかつて相対的に完結した複数の個別的世界が存在し,おのおの個別的世界史をなしたが,ルネサンス期の地理上の発見(大航海時代)によってヨーロッパ人は非ヨーロッパ世界のあることを発見し,その社会も文化もヨーロッパとちがうことに目を開いた。18世紀の啓蒙思想は神学からはなれて,人類や人間性の同一,その発展を信じてアジアからアメリカまで視野にとりこみ,ボルテールは一般史,チュルゴは普遍史,ヘルダーは人類史という名称を用い,理念的傾向が強かったとしても,世界史の本格的成立の基礎をつくった。ドイツ観念論哲学のなかでは,ヘーゲルは世界史は精神が自己の本質を知ろうとする表現で,精神の本性たる自由の発展を内容とすると考え,人間の自由という点からアジア世界,ギリシア世界,ローマ世界,ゲルマン世界をとりあげ,理念から歴史現実へ下降していった。…

※「チュルゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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