コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チョウゲンボウ チョウゲンボウFalco tinnunculus; common kestrel

3件 の用語解説(チョウゲンボウの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チョウゲンボウ
Falco tinnunculus; common kestrel

ハヤブサ目ハヤブサ科。全長は雄 33cm,雌 39cm。雌雄異色。雄は,頭部が灰色,背面は栗色で黒斑がある。喉から腹は薄い褐色を帯びた白色で黒い縦斑がある。尾は灰色で先端近くの黒帯が目立つが,先端は白い。雌は頭と尾羽が淡褐色で,全体に赤褐色に富む。北極圏を除くユーラシア大陸とサハラ砂漠を除くアフリカに分布する。北部で繁殖する鳥は温帯熱帯に渡って越冬する。日本では本州中部以北や北海道で繁殖し,おもに留鳥として生息するが,冬季は南部へ渡る鳥もいる。崖のくぼみや岩棚,コンクリートの建物,樹上のカラスの古巣などに巣をつくる。ほかのつがいが近くに営巣しても寛容で,集団繁殖することもある。小型哺乳類を主食とし,昆虫類や爬虫類,小鳥なども食べる。停空飛翔をして,あるいは見晴らしのよい場所に留まって獲物をねらう。(→タカ猛禽類

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

チョウゲンボウ

ハヤブサ科の鳥。翼長25cm。背面は赤褐色で黒点が散在,頭と尾は灰青色。ユーラシア大陸中・南部,アフリカで繁殖。日本では全国に分布し,河川や海岸の岩穴,橋桁などに巣を作ることが多い。
→関連項目ハヤブサ(隼)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チョウゲンボウ
ちょうげんぼう / 長元坊
kestrel
[学]Falco tinnunculus

鳥綱タカ目ハヤブサ科の鳥。ヨーロッパの大部分と、砂漠を除いたアフリカの大部分、アジアの中部および南部で繁殖し、冬に移動するものもある。日本では本州中部および北部で繁殖し、冬は全国的にみられる。全長約30センチメートルの小形のハヤブサである。雄の頭部と尾は灰色、体の上面は茶褐色、下面は淡黄色で、いずれにも黒い斑点(はんてん)がある。雌は赤褐色で、下面は淡い。川沿いや海岸の断崖(だんがい)のくぼみや穴の中に4、5個の卵を産み、秋から冬にかけては、農耕地、埋立地、川原、飛行場などの開けた所にすむ。飛びながらノネズミやバッタを探し、みつけると停空飛翔(ひしょう)をしてねらいをつけ、急降下してとらえる。キッキッキッキッと鳴く。長野県中野市にある十三崖のチョウゲンボウ繁殖地は、1953年(昭和28)に国の天然記念物に指定されている。[高野伸二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

チョウゲンボウの関連キーワードオスカーウミウエピオルニスオオタカオコジョカワウサシバサンカノゴイ超弦理論

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

チョウゲンボウの関連情報