コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ディアナ Diana

翻訳|Diana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ディアナ
Diana

古代イタリアの女神で,ギリシア神話アルテミスと同一視された。アリキアネミ湖畔の森の中で,「森のディアナ」 (ディアナ・ネモレンシス) として祀られた祭祀が最も有名で,この聖所に仕える祭司は,「森の王」 (レックス・ネモレンシス) と呼ばれ,前任者を女神へのいけにえとして殺し,取って代るのがならわしであった。

ディアナ
Los siete libro de la Diana

ポルトガル生れのスペインの小説家ホルヘ・デ・モンテマヨルの牧歌小説。 1559年頃刊。ディアナとシレノを中心に,牧人たちの愛の葛藤と魔法使いフェリシアによる解決を描く。このジャンルの最高傑作で,ルネサンスにおけるその流行の端緒を開き,シェークスピアの『ベロナの二紳士』をはじめヨーロッパ中に影響を与えた。その愛の心理の扱いには,作者が翻訳した A.マルクの影響がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

ディアナ

ローマの樹木,豊穣の女神。英語読みでダイアナ。ギリシア神話のアルテミスと同一視される。
→関連項目ナティエ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ディアナ
でぃあな
Diana

ローマ神話の女神。ギリシア神話のアルテミスと同一視されている。もっとも有名な崇拝地はローマ近辺のネミ湖畔にあるアリキアで、「森のディアナ」(ディアナ・ネモレンシス)という名で、森の神ウィルビウスとともに祀(まつ)られた。そこを守る神官は「森の王」(レクス・ネモレンシス)とよばれ、その地位を望む者は神官に決闘を挑んで相手を殺せば就任が認められた。この野蛮な習慣のため、ディアナは人身御供(ひとみごくう)を強要するタウリスのアルテミスと同一視されたものらしい。またウィルビウスは「二度生きた者」を意味するため、ギリシアの英雄テセウスの息子にしてアルテミスの信奉者、また死してのちよみがえったとされるヒッポリトスとみなされた。ディアナ神はのちにセルウィウス・トゥリウス王によって、ローマのアウェンティヌス丘の神殿に移され、おもに庶民や奴隷の崇拝対象となった。また元来、樹木の女神であり、農民の崇拝を経て、多産の神ともなった。さらに月の女神ともみなされ、ときには地下の女神ヘカテと混同された。英語読みはダイアナ。[小川正広]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のディアナの言及

【アルテミス】より

…ギリシア神話の狩猟の女神,また月の女神。ローマ神話のディアナDiana(英語読みでダイアナ)にあたる。ゼウスとティタン神族のレトの娘で,アポロンの双生の妹。…

※「ディアナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ディアナの関連キーワードセルウィウス・トゥリウスセミョーン チュージンダイアナ(ディアナ)エンディミオンの眠りロバート スタックオーケストラの少女静岡県富士市五貫島コンセンテス・デイコルニフィキウスアウェンチヌス丘エボラ大聖堂プチャーチンレズニチェクディアナ神殿デジャルダンゴローブニンコンスタブルロイオス教会インジアナヒル・ポロ

今日のキーワード

気が置けない

遠慮したり気をつかったりする必要がなく、心から打ち解けることができる。「―◦ない間柄」[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「その人は気が置けない人ですね」を、「相手に対して気配りや遠慮...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ディアナの関連情報