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デカルコマニー デカルコマニー décalcomanie

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デカルコマニー
デカルコマニー
décalcomanie

絵画技法用語。フランス語で「転写法」の意。シュルレアリストたちが好んで応用したオートマチスムの絵画技法の一つ。紙の上に絵具を塗り,それを二つ折りにするか,ほかの紙をその上から押しつけて引きはがすと,奇怪で幻想的な模様が生れる。

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デジタル大辞泉の解説

デカルコマニー(〈フランス〉décalcomanie)

紙に絵の具を塗り、二つ折りにしたり別の紙を押し当てたりして、不定形で偶然のイメージを得る画法。シュールレアリスムの絵画などで用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

デカルコマニー

フランス語で〈転写術〉の意。特に1935年ころ,カナリア諸島出身でパリで活動した画家O.ドミンゲス〔1906-1957〕が始めたシュルレアリスム絵画の技法をさす。

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世界大百科事典 第2版の解説

デカルコマニー【décalcomanie[フランス]】

シュルレアリスムの画家が好んで用いた技法のひとつ。つやのある紙に流動性のある絵具を塗って,もう1枚の紙をあてて押しつけ,紙をはがすと偶然の生むさまざまなイメージの形が得られる。ドミンゲスOscar Dominguez(1906‐57)が1935年ころに初めて試みた手法で,〈対象不在のデカルコマニー〉と名付けられた。岩や花,水,雪,溶岩などを思わせるイメージがあらわれ,その後,多くのシュルレアリストたちによって使われ,機関誌《ミノトール》8号にその集大成が発表された。

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大辞林 第三版の解説

デカルコマニー【décalcomanie】

特殊な用紙に描いた絵をガラスや陶器に転写する技法。また、その絵や図案。
現代美術で、オートマティスムの絵画技法の一。紙に絵の具を塗り、それを二つに折るか、別の紙を押し付けるかして写しとる画法。偶然的・幻想的形態が得られるのでシュールレアリストが好んで用いた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デカルコマニー
でかるこまにー
dcalcomanieフランス語

転写法と訳される。一般名詞としては、薬品処理を行った紙の上に描かれた絵を器の表面に押し当ててそっくり転写する、陶器やガラスの絵付(えつけ)に用いられる方法をいう。シュルレアリスムにおいては、「コラージュ」や「フロッタージュ」と並んで用いられた美術の一手法。ガラス板やアート紙など滑性の紙の上に絵の具を塗り、上から別紙を押さえて像を写し取ったり、あるいは絵の具を塗った紙を二つ折りにして開くことによっていろいろな形を得る方法をさす。これらは、まえもって計算されたり意識されたことのない、まったくの偶然によってできあがる無意識像であり、その抽象形体はさまざまな連想を呼び起こすため、シュルレアリストにとってかっこうの表現手段となった。1935年オスカー・ドミンゲスによって発見されたといわれるが、多くの人が手がけ、とくにエルンストに優れた作品がある。なお心理学ではロールシャッハ・テストに使われている。[千葉成夫]

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世界大百科事典内のデカルコマニーの言及

【モノタイプ】より

…とくに現代では版画というよりも造形的表現手段の一つとなっている。 1点制作という点で,モノタイプを広義にとらえれば,H.セーヘルスの,1点ずつ版や色を変えた色刷版画や,シュルレアリストの用いたフロッタージュデカルコマニー,あるいは版画に網,布片,紐などを置いて,それを台材に写し取らせる方法(例えば恩地孝四郎の作品)や墨流しもモノタイプといえる。【坂本 満】。…

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